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July 01, 2019

対韓報復で輸出禁止?

政府が強制徴用問題に対する報復として、韓国への半導体製造用化学品の禁輸を検討しているという。

半導体製造用の化学品は特別の製造技術と品質管理技術が必要な為一朝一夕には供給が出来ない。 汎用半導体用の原料はちゅうごくや欧米にもあるだろうが、高精細が要求される高性能半導体製造原料は供給者と需要者が品質の擦り合わせをしながら製品化する、いわばオーダーメイド製品なので簡単には供給者の切り替えができない。

また、化学品だけで無くディスプレイ用のガラスや樹脂シートなども日本製品のシェアが高いので禁輸になると韓国メーカーは困ることになる。 これらの製品の中にはブランドは欧米メーカーであっても製造は日本にある工場で行っているものもあるので、一律に禁輸されると製造が困難になるだろう。

と言うわけで韓国政府は即座に反応し、WTOへの提訴を表明しているようだ。 実際にどの程度の禁輸が行われるのかはまだ明らかでは無いが、強制徴用問題との取引材料の第一弾としては十分のインパクトがあったようだ。

追記(2019/07/02);
今回は半導体の製造に使用する材料のみが対象のようだが、電子製品の製造に不可欠な材料や部品で日本が大きなシェアを持っているが、それらの中には単価が安く収益性が悪いので韓国財閥が手を出してこなかったものがいくつもある。 それらは制裁の第2弾第3弾の材料になるだろう。

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