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June 2019

June 30, 2019

豪雨と洪水

この数年、恒例のように起きる豪雨と洪水。 もはや異常気象現象とは言えないようだ。

十年前には50年に一度と言われた現象も、毎年どこかで発生していれば当たり前の現象と言わざるを得ない。 今後はいつでもどこでも起こりうると想定しなければならない、通常の気象現象としてそれに備えなければならない。

おりしも西欧と北米では40℃を超える熱波襲来とか、これも加速していると言われる温暖化に伴う変化なのだろうか。

June 28, 2019

首長はご満悦だが市民は迷惑

首相と府市の首長はご満悦だが、市民は大迷惑の大阪サミット。

この二日間はインテックス周辺だけで無く、外国首脳脳通行の為に道路や空港の閉鎖が多発して旅行者も市民も不便を強いられている。 そして各放送局はどのような迷惑を被っているかを熱心に報道している。

外国首脳の出入りに米軍基地を使うなど、市民に不便を強いることが少ない場所でも開催は出来ないのだろうか? 東京の横田基地や沖縄の嘉手納基地内で開催すれば周辺への迷惑は少なくて済むだろうにと思う。

ま、暴論ではあるが・・・・・。

June 27, 2019

詐欺メール;「おまえのメールアカウントを乗っ取ったから電子マネーを払え」

以前にもあったが「おまえのアカウントを乗っ取ったから金を払え」と称する詐欺メールが、少し体裁を変えて再登場したようだ。

今回は「かなり以前にメールアカウントをハッキングした、既にトロイの木馬を植え込んだからこれを解除して欲しければ電子マネーを払え」というものだ。 その証拠としてこのメールをおまえのアカウントから送信しているから、リンクをクリックしてメールのヘッダーを確認しろと主張している。 だが、リンク先をクリックするとマルウエアが送り込まれてくる可能性が高いので絶対にクリックしないように。

本当のヘッダーはメールソフトの設定でヘッダーを表示するようにすれば見ることが出来るが、それを見るとあなたのメールアカウントとはまったく異なるところから送られて来ているのが分かるはずだ。 ヘッダー中に数行ある「Resieved form」とある行の一番下の行にある送信元が実際に使われたメールアカウントがある送信サーバーのアドレスだ。

また、「監視しているのでパスワードを変えても効果が無い」と主張しているが、実際にはハッキングもパスワードの入手もしていないのだから当たり前だ。

送信者名を相手のアドレスにしてメールを送るのは、メールソフトの送信者名にそれを書き込むだけのことなので誰にでも出来る。 メールソフトの送信者名欄に任意の名前(なんなら有名タレント名でも良い)を書き込んで自分宛に送信してみるとそれが可能な事が確認できる。 送信者名を送信に使われたアカウントと勘違いして慌てないようにして欲しい。

June 24, 2019

機械頭脳は魂を持つか?

情報技術が発達してAIが高度化すると自己認識機能(人格,自我)を持つようになるのかどうか? これは20世紀のSF作家や哲学者達が重大な関心を持って取り組んでいた課題だ。

しかし21世紀の20年が過ぎようとしている今も、科学者達はこの問題には手もつけられずにいる。 理由は自己認識の問題は未だに科学的手段では研究が出来ないからだ。 故に科学者達は今でもこの問題は避けて通らざるを得ずにいる。

しかしながら、20世紀のSF作家達はコンピュータやネットワークが高度化すると自我を持つ可能性を考え、そうなるとどのようなことが起こりうるかの思考実験を行ってきた。

代表的なものは大規模ネットワークに自我が生じて人間が制御できなくなると言うものだ。 これは自己認識機能は脳のシナプシスがある臨界点を超えると生じるという、当時の脳科学者の間にあった考えに基づいている。 それならばネットワークに接続するコンピュータの数が増え高性能化すれば自我が発生する可能性があると言うわけだ。

そんな大規模ネットワークに依存している社会では、インフラのほとんどをネットでコンピューター制御している為主導では暴走するネットワークを止めることが出来ず、人類の運命はネットワーク自我が人類をどう見るかにかかっていると言う状況が描かれる事が多い。 中にはネットワークの自我が人類をゴキブリやネズミのような不快な存在と見なして駆除を始めるというものもあった。

また、既に中国で実現しつつある「1984年」的世界で、ネットワークに自我が生じて「ビッグブラザー」の管理を離れて独自に社会を管理し始めたらどうなるのか? これは考えたくない状況だ。

また、単独のコンピューターでも高度化すれば自我が生じる可能性もあるというものもある。 「2001年宇宙の旅」に登場する「HAL3000」や「月は無慈悲な夜の女王」に登場する「マイクロフト」などはその例だ。 「鉄腕アトム」に登場する「アトム」などロボットもこれに含めるべきかもしれない。

さらに、AI兵器の高性能化によって自我が生じ、人間の制御が効かなくなる事もありうる。 そんな事態に備えて無分別なAIの高度化は慎むべきだろう。 技術者(私もそうだったが)は実現可能な事で他人がまだ実現していない技術的課題を見つけると、他人に先駆けてそれを実現したいという強い欲望を持っている。

そんな技術者の欲望が暴走して20世紀を科学技術による大量殺戮の時代にした。 21世紀の技術者達は情報技術の高度化を無分別に進めているが、これが暴走して20世紀のような惨禍をもたらさないことを願いたい。

June 20, 2019

暴走の世紀

20世紀は化学と機械工学の暴走で1千万人を超える人々が殺戮された。 そして21世紀の今、情報技術が暴走を始めているが、これが人類に大きな災いをもたらさない保証は無い。 それは人類がテクノロジーの暴走を制御出来るかどうかにかかっている。

古来科学者(昔はウイザードやマギ)達は好奇心を抑えられずに、いくつものパンドラの箱を開いてきた。 そして技術者は技術的に可能なことを他人に先駆けて実現することに夢中になり、それがもたらす負の面は利用する者の良識の問題だとして気に留めずに来た。 そしてまた、利用する者達も負の面を気に留めないことは同様だ。

斯くして暴走を留めようとする者はどこにもいない。 むしろ暴走の危険を警告する者は時代に逆らう者として非難を浴びせられて来た。 21世紀におけるテクノロジーの暴走は一体何をもたらすのだろうか。

今年の東北は凶作?

前線が南方海上に留まったままに東北地方に梅雨入りが宣言されたが、この雨は太平洋から吹き込む低温の北東風(いわゆるヤマセ)によるもののようだ。

この状態が長く続くと、東北地方は日照不足と低温で凶作になる事が多かった。 低温で日照不足だと生育が遅れ病気になりやすく、高温で日照不足だと徒長して風で倒れやすくなる。 そのためヤマセの夏は古来幾度も飢饉の原因にもなっている。

今年はこの状態がいつまで続くかは分からないが、早く梅雨前線が北上して北東風を排除してくれることを望みたい。

追記(2019/07/10);
2019/07/08に気象庁から日照不足と低温に関する情報が出された。 東北地方では日照不足と低温が月末近くまで続くようだ。 稲のいもち病などが懸念される。

June 19, 2019

年金制度は100年持つ

制度自体は支給率を下げて行けばいくらでも持たせることが出来る。 だが現役中に十分な蓄えを作ることが困難な低所得者は飢えて死ぬ。

結局生活保護費がかさむことになり、今度は生活保護の切り下げに走らざるを得なくなるだろう。

これをさけるには、高所得者の所得税や法人所得税の累進率を高め、持てるものから持たざるものへの所得移転を行い、それと平行して疑似積み立て制から全額国税負担制に移行することを進めるべきだ。

年金先進国では高率の付加価値税(あるいは消費税)をかけているにもかかわらず国民から苦情は出ない。 それは国民の老後保障を国家が誠実に行っていると分かって信頼しているからだ。 それにたいして今の日本政府にはそれだけの信頼は無い。 まず国民の信頼を得るところから始めなければならないのが悲しい。

消費税の軽減などと言う税の無駄遣いは止め、すべて年金財源に充てるべきだ。

June 18, 2019

板挟みの韓国

米国と中国の板挟みで韓国が苦しんでいるようだ。

軍事的に米国の傘の下にある現状では米国に正面切って逆らうことは出来ない。 さりとて2千年以上も中国に事実上隷属してきた歴史から、中国の気に入られたい、中国に認めてもらいたいと言う願望も強いようだ(*)。

ところが中国と米国の対立で、韓国としてはあちらを立てればこちらが立たない板挟みにあって苦しんでいるようだ。

(*)韓国人は自覚していないのだろうが、これは韓ドラの節々に見て取れる。

安易なネット情報利用が誤りの元

防衛庁がイージスアショアの配意場所選定の根拠として提出した資料に誤りが指摘されて問題になっている。 原因はグーグルマップを使った為だとしているが、そもそもなぜ国土地理院の保証付きのデジタルマップを使わなかったのだろうか。 そこに基本的な誤りがあると考える。

国土地理院のデジタルマップは国家によって確証された権威あるデータだ。 それに対しグーグルマップはいかなる権威にも確証されていない。 そんなデータを安易に用いて好都合の数値が得られたので、他の確証されたデータによる裏付けを取らなかった所に問題がある。

ネット上から簡単に得られる情報は便利だが誤りや虚偽も多い。 ネット情報を利用する場合には、原初の出所が異なる情報を比較してサーティファイしなければならないのだ。

June 17, 2019

リアル裸の王様

トランプ大統領は、大統領選挙で相手陣営が有利との結果を報告した世論調査担当者を更迭したとABCが報じている。

気に入らない報告をしたものは斬首することは歴史上の暴君の多くがやったことだ。 いまでは現実に首を切ることは出来ないが、馘首を恐れてボスの気に入らない情報を報告しないことは間々あることだ。 これを童話になぞらえて「裸の王様」という。

日本でも安倍内閣の首脳部は不都合な情報は無いことにして説明を拒否するが、トランプ氏は裸の王様さながらに報告者を処罰する。 自分の周りを都合の良い嘘で塗り固めていては国民の為になる政治などできるわけが無い。

June 16, 2019

簡単に殺される警官

最近警官が襲撃されて殺されたり重傷を負う事件が多い。

多くは拳銃が目的のようだが、被害に遭う警官が多すぎる。 襲撃された警官が皆ノンビリとして無警戒だったとは思いたくないが、原因はどこにあるのだろうか?

民間人全てを警戒せよとは言えないが、不穏な気配を察知する訓練が必要なのかもしれない。

昭和の時代には警官と一般国民は互いに依存し合い協力し合っていたのだが、今は警官と一般国民の距離が遠くなったような気はする。 不満を持ち不機嫌で無愛想な人間が増えたことが、不穏な気配を漂わせる人間を感知しにくくさせているのかもしれないが・・・・。

June 15, 2019

映像が証拠にならない時代

以前は様々な出来事の証拠を映像で示すのは当たり前だった。 しかし、コンピューターを使って映像を自由に合成できる現在、もはや映像が証拠能力を失ってしまっている。

見るものも、様々な動画サイトやCGを多用した映画を見ているので、これが証拠だと映像を示されても「どうせ合成だろ」と考えるようになっている。

結果として、映像だけでは証拠にならず、映像以外の合成不可能な証拠と組み合わせて提示しなければならなくなっている。 証拠を示すのも難しい時代になってきたものだ。

June 14, 2019

サイクルヒット

前日のドジャース戦でもチャンスがあった大谷選手が、2回目のチャンスをものにしてサイクルヒットを達成した。

ドジャーズ戦では一番でにくい3塁打を残したが、今回は3打席目で3塁打を打ってシングルヒットを残した王手。 サイクルヒット達成の手順としては理想的な形を作って、4打席目であっさりとセンター前にはじき返したのは立派とした言い様がない。

サイクルヒットは打者の勲章の一つ。 打席数が少なくなる二刀流では本塁打王や打点王は難しいが、打者専念の今シーズンはそれも挑戦可能だ。 次の勲章を目指して頑張って欲しい。

追記(2019/06/14);
これで来週のMLBベストプレーへの登場間違いなし。 外野手のファインプレーで本塁捕殺されたランナーとして登場したのを見たことがあるが、良いプレーをした側で登場するのは初めてだろう。

得をするのは誰か?

ホルムズ海峡でタンカー攻撃が続いている。 米国はイランが関与としているがそれは一概には信じられない。

なぜならば、安倍氏がイランを訪問している状況では、タンカーを攻撃してもイランにはメリットが無いからだ。 逆にサウジには、イランが外交で緊張緩和に動けば妨害するぞとイランを威嚇するメリットがある。 逆にイランが、サウジがそのような行為を行っていると見せかけているのかもしれない。

従って犯罪捜査同様に、それをして本当に得をするのは誰かという観点から慎重に判断する必要がある。

June 12, 2019

不都合なことは無いことにする

トランプ氏は不都合な報告や報道はフェイクだとして無視する。 日本では不都合な報告や分析は、それが公式機関による公式なものであっても無かったことにする。

どうやらこれが今の世界政治のトレンドのようだ。 このようなやり方を国民が容認して定着すると、次第に独裁や全体主義に向かうことになるのだが・・・・。

June 11, 2019

欠陥商品

以前にも書いたことがあるが、私はパソコン、Windowsパソコンは欠陥商品だと思っている。

なぜならば、一般消費者が使う電気製品はすべからく「ターンキー(スイッチを入れればそのままで直ちに使える)」であるべきだと思っているからだ。 いまのWindowsパソコンは、最初に何時間もかけていくつもの項目を入力して「セットアップ」しなければ使えない。 こんなものはまともな「コンシューマープロダクト」とは言えない。

パソコン業界の方々はなんの疑問も持たないようだが、購入者があれこれ手間をかけてセットアップしなければならない現状は是非とも改善すべきだ。 スマホに押されてパソコンを持たないものが増えているというのも「宜(むべ)なるかな」だ。

追記(2019/06/14);
付け加えると、Windowsのセットアップは代替わりの都度面倒になってきている。 4.1の頃は入力する項目も対して無く(*)、セットアップがすぐに終わったが10ではあれこれ入力しなければならないし待ち時間も長い。 セットアップの面倒さが最近の「PC持たない族」増加の原因の一つかもしれない。

(*)DOSの時代は運用FDを作るだけで、ほとんど何もしなくても使えたのに・・・・。

メディアがもてはやす働き方は選ぶな

時代ごとにメディアが様々な働き方をもてはやしてきた。

ある時には自由な働き方が出来豊かな人生が送れるフリーター(フリーアルバイター)が素晴らしいとはやし立てた。 しかしその時代にフリーターを選んだ人達の今はどうだろうか? また介護士を新しく素晴らしい職業としてはやし立てたこともある。 だが介護士の実体は低賃金で重労働だったため、多くは介護士を辞め今は介護士不足が問題になっている。

このようにメディアは企業経営者達のお先棒担ぐかのように新しい職業をはやし立てることがある。 だがその実体は劣悪な労働条件であることが多い。

メディアがはやし立てる新しい職業や働き方に関心があるならば、後で後悔しない為に冷静かつ批判的にその実体を確かめるべきだ。

June 10, 2019

金融投資を増やせ

先日の老後資金は2,000万円以上必要との政府(金融庁も政府機関だ)発表は、庶民の投資参加が少ない事に不満な金融庁が投機参加者を増やそうとしたものだとの観測がある。

しかし別の統計によれば無預金の世帯が高い比率で存在するという。 無預金では投資資金も無いし、借家住まいでは担保も無いので元手を借りることも出来ない。

投資参加者を増やすには、まず庶民に預金も出来る余裕が必要だ。 そのためには、低所得者の賃金を大幅に引き上げるか、プチ贅沢などの不可避では無い出費を減らすよう奨励するしか無い。 しかし政府はそのどちらも望まない。 どちらも政府の税収に痛みを伴うからだ。

庶民に痛みに耐える事を求めるには、まず政府が痛みに耐えそれを乗り越えることから始めるべきだと思うのだが如何?

不正確でも誤解を与えるものでもない

金融庁が老後資金として2,000万円以上の預金が必要だと発表して批判を浴びている。 これについて政府は不正確で誤解を呼ぶものだったので取り消すとしている。

しかしこれは不正確でも誤解を呼ぶものでもなく、正確で誤解の余地の無い予測のようだ。 なぜならば民間研究機関の予測ではもっと厳しいものもあるからだ。 つまり、政府は国民の老後の面倒を見る気は無いから各自でなんとかしろと言う宣言だったわけだ。

そんな宣言に対して批判が起きると、政府は誤解を呼ぶ不正確な表現で事実では無いとして、年金制度を改善する必要は無いとしている。

だがこれは、この数十年の政府は都合の良いことだけを公表し、都合の悪いことは隠して放置してきたが、それがあちこちでほころび始めていると言うことだ。

しかしこのような政府の無責任で将来被害を受ける世代からの反発や批判はほとんど無い。 むしろ批判するものに対してネットでは非難が集中する。 おそらく、学校やメディア等で政府を批判するのは悪い人のするすることだと教えられている為、そんな悪い人を非難するのは良いことと考えているのだろう。 だがその付けを30年40年後に払わされるのは彼ら自身なのだ。 おとなしく政府に従っていればなんとかしてくれる事にはならない事はほぼ確実だ。

苦い治療薬も早く飲めば少しで済むが、遅れれば遅れるほどつらい治療になる。 不都合な事実を直視するのは楽しくないことだが、それから目をそらし続けていてはいけない。

June 09, 2019

ジーゼル車は日本に売り込め

最近、テレビのCMでドイツの自動車メーカーがジーゼル車の宣伝を強化している。 規制が強まってジーゼル車の販売が事実上不可能になりつつある欧米をあきらめて、まだジーゼル車の規制が甘い日本で売り込もうという狙いかもしれない。

石油燃料車の販売禁止が予定されており、全電動車への切り替えが急速に進みそうな欧米市場で、ハイブリッド車に執着する日本車が後れを取ることにならねば良いが。

June 08, 2019

国民に不都合なことは隠せ!

日米貿易交渉は参院選後に大幅譲歩を約束。
年金切り下げも参院選前は公表しない。
その他にも国民にとって不都合な事実や政策は選挙後まで隠しておけ!

政権にとって不都合なことは全て隠せ! そうすれば選挙の大勝利は間違いなし。

June 07, 2019

人口減少対策

人口減少で日本の先行きが怪しくなっているが、単に口で出産を奨励するだけでは女性の社会進出を妨げ、家に閉じ込めようとするものだと非難される。 また、女性自身の出産意欲を高めることにもならない。 そこで次のような出産育児奨励策で出産意欲を高めるのはどうだろう。

1.出産一人につき平均年収の1~2割の報奨金を払う。
2.成人年齢に達するまで小学校入学年齢時、中学入学年齢時、高校入学年齢時、そして成人時にそれぞれの祝い金として平均年収の1~2割を支払う。
3.小学校入学までの育児にナニー(育児係)を雇う場合その報酬(公定賃金とする)を支給する。

これもまた女性の社会進出を妨げるものとして反発されるだろうが、移民の大量受け入れを厭がっている限り、女性により多くの出産をお願いする以外の方法は無い。 個々の建前論を振りかざすばかりでは全体を見失う。 若い世代の人達には、自分たちの老後がかかっているので真剣に考えてもらいたい。

ハイヒール

時代が変われば善し悪しも変化する。

かつては大手企業のオフィス勤務女性のプライドだったハイヒールが、旧弊な女らしさの強制だとして今は嫌われているそうだ。 今後もいろいろな物事の善し悪しの変化は続くだろう。 かつて悪いとされたことが今では良いとされるように、今は良いとされていることが悪いこととされる事も少なくないだろう。 良いとされたことが悪いこととされるようになり、それがまた良い事とされるようになる事もあるだろう。

ハイヒールに話を戻すと、現役時代にニューヨークに出張した時の事だが、スニーカーで出勤してきた女性達がオフィスのあるビルの入り口でハイヒールに履き替える光景を多数見かけた。 当時の米国では、上級、中級の事務職員はオフィスで女性はハイヒールやパンプスを、男性は革靴を履き、下級の職員は男女の区別無くスニーカーという暗黙のルールがあったようだ。 つまり履き物は職場での地位を表していたのだ。

いま日本では、オフィスでは足が楽なスニーカーがよいという流れのようだが今後はどうなるのだろうか。 そのうち、高級なパーティーでもスニカーで良いという事になるのだろうか。

June 06, 2019

時にはへまもする

今日のエンゼルスは、9対9の9回裏、相手外野手がバンザイをしてサヨナラ勝ち。 MLBの名手達でもたまには目測を誤って草野球並みのへまもするのが分かってほほえましい。

今日も大谷が4打点の大活躍したのはうれしいが、4~5月は中継ぎ投手が打たれて負けることが多かったのは残念。 投手陣を立て直して首位に迫って欲しい。

丸山議員に対する辞職強要には反対

北方領土に関する不適切発言その他で非難を浴びている丸山議員だが、選挙区の有権者の信任投票以外での辞職強要や解職には反対する。 現状では有権者による信任投票という制度は無いが、自分たちが選出した議員の進退については当該議員の選挙区の有権者以外が関わるべきでは無いからだ。

なぜならば、仮に議会の多数決で代議員を解任できるとすれば、多数派が反対陣営の議員を自由に解任できる事になる。 やろうと思えば、反対陣営の全ての代議員を解任してしまうことも可能だ。そこれは反対意見を封殺して多数派陣営のみでする独裁を可能にするからだ。 少数派にも意見を述べ議題に関する討議に参加する権利を保障しなければ、自由民主主義は成り立たない。 それ故、独裁への道を開く議決による議員解任には反対する。 最近はその名を冠した政党が自由民主主義では無く一党独裁主義を指向しているように見えるのは残念だ。

と言うわけで、当該議員の地元の有権者には恥を忍んでもらい、次の選挙でよりふさわしい人物を選出してもらうようにするのが最善なのだ。 よく調べずに問題人物を当選させた有権者にも責任の一端があるのだから。

観光地「チェルノブイリ」

BS1のワールドニュースを見ていたら、オーストラリアのABSがチェルノブイリの観光地化が進められていると報じていた。 石棺に納められた原子炉建屋のすぐそばまでツアーの観光客がやってきて写真を撮ったりしている映像もあり、観光客が短時間の観光では危険な量の放射線を浴びることは無いから見物に来たと語っていた。

チェルノブイリは事故後長時間がたっているので周辺の放射線レベルは短時間の滞在では問題が無いのかもしれないが、福島原発も周辺の放射線レベルがその程度まで下がった後、やはり観光地化するのだろうかと考え込んでしまった。

そういえば、同じく放射能漏れ事故を起こしたスリーマイル島周辺はどうなっているのだろうか。

June 05, 2019

踏み間違い暴走事故対策

このところ頻発している踏み間違い暴走事故だが、人的な原因とは別に自動車の運転システムそのものにも原因がある。 それはブレーキとアクセルを同じ右足で踏むと言う操縦システムだ。

形や床からの高さを変えるなどそれなりの工夫はされているのだが、並んで配置されたまったく逆の目的に使用するペダルを同じ足で捜査するという点はやはり好ましくない。 このやり方ではとっさの場合に踏み損なう可能性をなくせないからだ。

ギアの切り替えにはクラッチが必要なマニュアルミッションしかなかった自動車の黎明期、様々な方法が考案されたが結局素早い操作ができるという点から、アクセル、ブレーキ、クラッチを3つのペダルに割り当てる方式に落ち着いた。 当初は中央がクラッチなどのいくつかのタイプがあったようだが、結局は今と同じ並び方に落ち着いた。 それは、多くの人の利き足で操作する方が、アクセルとブレーキの微妙な操作がしやすいという点からだろう。

しかし自動車の変速機の主流が自動変速機になり、またレーシングカーのクラッチまでもが自動式になってペダルが無くなっている現在では頭を切り換えてもよいように思える。 それはブレーキペダルを左に寄せて操作を左足でするように変更することだ。 両足の役目を完全に分離しておけば踏み間違いの可能性は大幅に低下する。

慣れるまで、左足ブレーキは細かいかげんがしにくい。 しかし私が実際に試みたところでは1時間もしないうちに問題なく操作できるようになった。 ただ現状ではブレーキペダルが右に寄っている為、体が傾いてしまうので長時間はつらかった。 しかしこれは、ブレーキペダルを左に寄せれば問題が無くなる。

と言うわけで、ブレーキペダルを左に寄せて左足でブレーキを操作することを標準にするように提案したい。

June 04, 2019

タヌキ騒動

CNNが英国で飼育されていたタヌキが逃げ出したため警察が注意を呼びかけていると伝えている。

CNN記事;「村でタヌキ2匹逃げ出す、警察が警戒呼びかけ 英イングランド」2019.05.30 Thu posted at 15:50 JST

野生のタヌキの分布は東アジアのみと思っていたが、ヨーロッパにも分布と記事にあるので調べてみるとロシアで毛皮用に飼育されていたものが逃げ出して西ヨーロッパにも分布を広げつつあるらしい。

臆病な性質なので、日本では都会の公園や庭園、神社の杜、道路や鉄道脇の緑地など人間のすぐそばで暮らしていてもほとんど気づかれることは無い。 捕まえようと追い詰めて反撃される以外には人を攻撃することは無いので、日本人には危険な獣という認識は無いが、ヨーロッパの人はそれを知らないのでうっかり追い詰めて反撃される危険はあるかもしれない。

タヌキは我々にはなじみ深い存在だが、元来は東アジアの一部だけに分布している為世界的に見ると珍獣の部類に入るらしい。 我々日本人が愛するタヌキがヨーロッパで増えすぎて侵略的外来生物として駆除対象にならない事を願う。

June 03, 2019

無知は強い

引きこもりで暴力を振るう息子を殺した父親について、ある番組に出たお笑い芸人がそもそも息子を殺すような人間を事務次官にまでしたことが社会的に大問題だと息巻いていた。 息子の言動から、近所の小学校の生徒を襲撃する可能性を考えて思いあまったと言う報道などまったく関心が無いようだ。

これを聞いて、無知は強い、無知は恐ろしいと思った。 無知故の思い込みで同情され救われるべき人を攻撃しかねないからだ。

それはそれとして、このような状況を相談して援助を求められるシステムが現代社会に無いことを痛感した。 人間関係が濃密で周囲の人に操舵できた昔なら、こんな所まで追い込まれることは無かったろうに。 現代の正常な人間関係も、その時代の人が見れば人付き合いが悪い引きこもりに見えるかもしれない。

June 02, 2019

新交通逆走事故

横浜の新交通システムの逆走事故による営業停止は長引くかもしれない。

原因は直感的に制御プログラムのバグかセンサーの故障と思えるが、原因究明に時間がかかりそうだからだ。 そして原因が突き止められるまでは自動運転は容認されないだろう。 対案としては、かつて他の都市の新交通システムでトラブルが発生した時同様に有人運転を行うことだが、それに十分な人手があるかどうかが問題になる。

原因が明らかになって修正されるまでは、ごく一部のみの運行数で再開と言うことになるかもしれない。

追記(2019/06/02);
メディアの一部には無人運転システム全ての運転を止めるべきだというような「専門家」の意見を載せているものもある。 だがこれには賛成できない。 無人運転システム全てを同じシステムと決めつけて、システムが全て同じ業者によって製造され、ソフトウエアもハードウエアも同じものだと言わんばかりだ。 しかし無人運転を行うことは同じでも、システムのソフトウエアもセンサーシステムも同じでは無い。 それら全てを同じだから同じ事故が起きうると決めつけるのは、そのようなシステムの知識が無い人々をミスリードしようとするもので賛成できない。

June 01, 2019

本当に失言だろうか?

失言先生こと桜田元五輪担当相がまた非難を浴びているそうだ。

今度は「女性に3人以上の子供を産んで欲しい」だそうだが、これを失言と言うにのには疑問を感じる。

なぜならば将来予想される社会保障の後退の原因は人口減少だが、それをさけるには人口原書を食い止めることが不可欠だと考えられるからだ。 ある程度は高所得者の税金を増やすことで対応は出来るだろうがそれにも限度があるし、もっともしわ寄せが厳しいと思われる一般庶民は保守化が著しいのでそれに反対するだろう。 そうなれば移民を受け入れるか出生率を上げなければならないが、移民の受け入れ増加は嫌う意見が強い。 それならば女性に少しでも多くの子供を産んでもらうしか無い。

しかしそんな正論は女性差別だとして大避難を浴びるのが今の日本だ。

移民受け入れ増は駄目、女性に出産を奨励するのも駄目となれば日本の将来はどうなるのか? 人口減のしわ寄せをもっとも受ける世代が非難の先頭に立っているだけに、彼らはどうすればそれを回避できると考えているのかを問いたい。 政府がなんとかしてくれると期待してもそうはならないだろうから。 政府も無い袖は振れない。

ストロー騒動

使い捨てのプラスティック製ストローが環境汚染の原因になっているとして、プラスティック製ストロー禁止の動きが広がっている。 背景には西欧のポイ捨て文化があるのだが、ひとまずポイ捨てされても環境汚染につながらない素材に変えようと言うことのようだ。

代替品の素材としては、環境中で分解されやすい紙や天然素材と言うことで麦わらなども考えられているようだ。 ストローと言えばそもそも麦わらのことなので、オリジナルに戻ろうと言うことになる。

ただ麦わらには欠点がある。 それはさけやすいことだ。 私が子供の頃にはまだ麦わら製もあったが、うっかり強くくわえると割れてさけてしまって使えなくなることが多かった。 その改良品として紙製が出回り、さらには加工が簡単なプラスティック製へと移り変わっていったのだ。 麦わら製を普及させる場合には、その欠点を周知させておかないと受け入れられずすぐに廃れてしまうことになりかねない。 是非ともそれも考えておいて欲しい。

ところで、西欧のポイ捨て文化にはれっきとした理由がある。 それは仕事を分け合う、また弱者の仕事を奪わないと言う考えだ。 社会的に恵まれない人達は様々な汚れ仕事を得て生計を立てているが、道路や公共の場所の清掃もその一つだ。 ポイ捨てが無くなればその人達が生計の道を奪われることになるので、ポイ捨てをしないのは必ずしも良い行いでは無い事になる。 公共の場所のゴミは周囲の住民が清掃するという習慣が江戸時代から続く日本人には受け入れにくい考えだが、日本人が西欧でポイ捨てを非難すると白い目で見られる事もあるので日本流の押しつけは避けるべきだ。

MLBのダグアウトの床がゴミだらけになっているのはテレビの中継でよく見かけるが、日本人選手がくず入れを置いてそこに捨てるべきではと提案すると掃除人が失業するでは無いかと反論されるそうだ。 それぞれの国にはそれぞれの国の歴史と社会の伝統に基づいた道徳がある。 日本流がどこへ行っても正しいわけでは無いことを念頭に置いておかなくてはならない。

運動会

近所の小学校から運動会の賑やかな音が聞こえてくる。 子供達の熱中症が心配される昨今だが、今日は午前中は薄曇りで午後は晴れたが薄く雲がかかった状態で気温があまり上がっていないようだ。 先生達はヤレヤレと思っているかもしれない。

小学校の運動会と言えば、私が通っていた半世紀以上前は春と秋の2回行われていた。 春は「小運動会」で生徒のみが参加して種目が少なかったのに対して、秋は「大運動会」で父兄や地元も競技に参加して大々的に行うのが通例だった。 今は多くの小学校では保安も考えて地元の参加は無いと聞く。 地区を上げて親睦も図るという要素が無くなって寂しい気もするが、これも仕方が無い時代なのかもしれない。

それはともかく、日中の高温化で熱中症が心配なご時世だ。 暑さに不慣れな春の運動会は避けて、気温が下がり始めた秋の大運動会のみ開催という選択肢があっても良さそうだ。

尻馬族

ネットで誰かが非難されるとよってたかって非難を浴びせる事案が多発している。 これを「炎上」と言うそうだ。

「炎上」にも2種類有り、意図せず非難を浴びてしまう場合と、アフィリエイト収入を狙って故意に炎上させる「炎上商法」とがあるそうだ。

それはともかく、「他の人がしているんだから私がしても良い」と同じ事をするのを、昔から「尻馬に乗る」という。 主体性が無く他人に便乗する人ほど「尻馬載る」のが好きだ。 同じ事をしていれば自分が非難されることは無いと言う心理もあるだろう。 また、自分が多数派に属していると言う安心感もあるだろう。

ただこれは学校や職場で集団いじめがはびこる原因でもある。 いじめる側にいれば自分がいじめられることは無いだろう、と言う心理だ。

「尻馬族」は「便乗いじめ族」にもなりやすいのだ。

これは主体性を持たないお上に従順な人間を養成するという、脱戦後教育の成果なのだろうか?

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