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May 30, 2019

牛を英語で言うと;閑話休題

しばらく前になるが、テレビのクイズ番組の問題に「牛を英語で言うと」というものがあった。 番組の趣旨が昭和生まれと平成生まれの対抗戦で平成生まれがものを知らないことを笑うと言うものなので、昭和生まれの9割が「cow」と正解したのに対し、平成生まれは番組の趣旨に添って笑いを取ろうと故意のボケをかましての事だろうが4割が不正解だった。 テレビを見ていると平成生まれかどうかはともかく、若い人中心にわざとボケをかましてうけたいという願望が強いことにはあきれる。

それはともかく、この番組では「cow」だけを正解としてあげていたが、実は牛を表す英語はいくつもある。 私が中学で英語を習った時には、「雌牛」が「cow」で「雄牛」は「ox」と教わったのだが最近はこうは教えないのだろうか。

さらに言えば、英語で「牛」をさす言葉はほかにもある。 これは牧畜が重要産業だったので、細かく区別して表現する必要があった為だとも教えられた。 他の家畜でも雄雌別の言葉になっている例がある。

前述のとおり「cow」は雌牛だが、実は「ox」は去勢した雄牛のことで去勢していない雄牛は「bull」だ。 ブルドッグ(bulldog)の「bull」はこの犬種が「bull」と戦わせる「bullbaiting」の為に作られた事に由来するそうだ。 また「子牛」は「calf」となる。 それでは雄雌の区別無く牛をさす言葉が無いのかというと、米語では「cattle」がこれに当たるようだ。 ただし英語では「cattle」は家畜全般を指し、牛全般をさす時は「ox」が使われるらしい。

ついでに言えば「cow」の複数形は「cows」だが「ox」の複数形は「oxen」となる。 これが一般の複数形とは異なるので難しいとして、最近の中学では教えないのだろうか。

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