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May 23, 2019

薬物スキャンダル

多発する芸能タレント達の薬物スキャンダル。 多発にたまりかねて、先進国で合法化されているのだから日本も合法化してスキャンダルにならないようにせよ、と主張するものまで出てくる始末。 この手の人たちは欧米諸国のごく一部で例外的に認められていれば、欧米の全ての国で無性眼に認められているかのように主張する。 これはまあ、明治政府が行った西欧化政策で欧米で行われていることは全て良い事だとして推進した手法を利用しているので、日本の伝統かもしれないが・・・・。

いずれにしても向精神作用がある薬物が特定の条件下での使用を除いて禁止されているのには理由がある。 それは本人の健康ばかりで無く、薬物の作用によって周囲に危害が及ぶ場合があるからだ。 向精神作用が弱く、錯乱や幻覚などを起こすことがほぼ無い無いタバコですら受動喫煙による発がんのリスクを理由に制限が強められてきている。 全てのものが燃えて出る煙には皆発癌性物質が含まれている。 大麻の煙でもそれは同様だからタバコを制限するのに大麻は自由化せよというのは筋が通らない。 まして幻覚などの向精神作用はタバコより強いのだから。

それはともかく、先日芥子の実を使ったお菓子を食べた成人が麻薬使用で逮捕されたという記事があった。 この人は尿検査で薬物が僅かに検出されたので逮捕されたのだそうだが、麻薬を使用していないことをいくら説明しても信用されなかったそうだ。 その後周囲の人たちの証言でお菓子に使われた芥子の実が原因だと判明し釈放されたのだそうだ。 芥子の実は日本でもアンパンやお菓子に使われる。 この記事を読んで、日本ではこんな誤認逮捕は起こらないだろうなと少々気になった。

日本では芥子の実だけでは無く麻(大麻)の実も食用にされる。 麻農家で栽培されているのは麻薬成分が少なく改良された品種だそうだが、種子を大量に使った食品で麻薬成分が検出されることは無いかと杞憂してみる。 ついでに言えば、芥子の実も麻の実も流通しているものは発芽しないよう処理されているはずだ。

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