誤訳? 珍訳?
先日来、大阪市の地下鉄紹介ページの珍訳が話題になっていて、朝日新聞の天声人語まで取り上げてMicrosoftの翻訳ソフトの誤訳だと暴露している。
コンピューターによる自動翻訳は不慣れな言語の文書を読む時には便利なものだが、無料サービスや無料ソフトによる翻訳はまだまだ実用にはほど遠い。 Webページなどをそれらで翻訳してみるとすぐに分かるが、支離滅裂な訳文が返ってきて結局自分で辞書片手に翻訳をし直す事が多い。 特に詩歌や古典文学、固有名詞が含まれる文章などはまともな翻訳にはならない。 人間がチェックし修正もする有料サービスではそんなことは無いのだが、自動翻訳のレベルはまだ低く人間が翻訳する為の前準備ぐらいにしか使えないと考えておく方が良い。
今回笑い話にされている大阪の例は、自動翻訳はまだそのまま使える訳文にはならないと言うことを知らなかったことが原因だろう。 それにしても常識があれば公開前に文章をチェックするのが当然だろうとは思う。 それとも人員削減の結果、チェックする時間が無いほど担当者が多忙なのだろうか?
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