値上げの春
この春、食料品を中心として生活必需品の値上げが次々と告知されている。 この値上げが巡り巡って、政権と日銀が掲げるインフレ目標に物価上昇率が近づくことになるかもしれない。
近年、長く続いた賃金抑制政策から賃金上昇政策に政策が変わったことになっているが、賃金抑制政策の間に一般国民の身についた家計支出抑制の習慣を打破するほどの賃上げにはなっていない。 とくに一般消費財消費の中心になる中流以下の所得は賃金抑制策で失われた分を回復するには至っていない。 消費拡大によってコンマの成長から抜け出すには、中流以下の勤労者の所得をさらに優先的に引き上げる必要がある。
そうしなければ中低所得者の生活感は悪くなるばかりだから。
Recent Comments