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March 21, 2019

EUが合意案可決が離脱延期の条件と表明

英下院議長が離脱合意案を再度議会にかけることを拒否したのに対して、EUは英議会で合意案が可決されなければ離脱延期に応じないと表明したと報じられている。 四分五裂で(*)収拾がつかない議会とその進行役である下院議長に対して、EUが最後通牒を突きつけた形だ。
もし下院議長が合意案を議会にかけることに応じなければ、あるいは三度否決されることになれば、それはそのまま29日付けでの英国の合意無き離脱に直結することになるだろう。 EUが簡単には離脱延期に応じないだろうとは予想していたが、合意無き離脱の可能性がさらに高まった今、英国議会がどんな対応を示すのかを注視しなければならない。

* 合意無き離脱も辞さない離脱強行派、合意案賛成派、離脱条件に不満派、離脱反対派などが互いに決議案に強硬に反対し合って収拾がつかない。

追記(2019/03/22);
メイ首相の粘り強い交渉の成果か、EUが若干の猶予を英国に与えた。 しかし内容を見るとやはり英国議会に早くまとまって今後の方針を示すよう要求する姿勢は変わらない。 まずは離脱条件案の採決がどうなるかだ。

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