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October 01, 2018

スマホだよりは情報弱者

このところ続発している災害ではスマホだよりが情報入手では後手に回っている例が目立つ。 最大の原因はいつでも情報がとれると思って、のんびり構えていると必要な情報の入手に立ち後れると言うことだろう。 また、漫然と情報を見ているうちに電池が消耗して、いざというときに残量が不足するという事も少なくなかったようだ。

災害時におけるインターネットの最大弱点は、自分から探しに行かなければ情報がとれないことだろう。 テレビやラジオなどの放送では状況の変化があれば随時知らせてくれるが、インターネットでは自分から見に行かなければそれを知ることができない。 また、適切なサイトがすぐには見つからなかったり、混み合ってアクセスできなかったりすることも多いし、SNSのデマに惑わされることもあるだろう。

このような弱点に対しては放送が強みを発揮する。 基本的に一方的に情報を垂れ流すので、すぐには望む情報を入手できないこともあるが、重大な状況変化があれば直ちに放送してくれるので立ち後れることがない。 また、電力を食うテレビは停電時には使用できないが、電池式ラジオであれば電池の持ちが良いので電池切れの心配も少ない。 故に、災害に備えて電池式ラジオを備えておくことを薦めたい。 特に災害時には地元のFM放送局が情報伝達に徹するのでラジオは利用価値が高い。

私としては、携帯電話やスマホにFMラジオ受信機能を持たせてほしいと思っている。 電力を食う主要機能を全て切ってもラジオを受信可能にできればベストだ。

追記;
今回の台風でも公共交通機関の運行停止時間を捕捉し損ねた者が多数でたようだ。 しかし、私が若い頃は、台風接近などで交通混乱が予想されるときには、労務担当部門ではテレビやラジオを点けっぱなしにして状況を監視し、公共交通機関が停止しそうなときには待機要員を残して(特に女性社員を)早めに帰宅させる指令を出すことが良く行われた。 人減らしで労務部門にも余力がない今は、各社どうしているのだろうか。

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