時流に逆らう速度競争
自動車の脱炭素燃料化が世界的に進められている中、いくつかの起業家/技術者グループはガソリンエンジンによる最高速度競争に熱中している。
現在の彼らの目標は時速500mphで、排気量10~15Lほどの過給付きガソリンエンジンで1,000馬力以上を出しこの速度を目指しているようだ。 自動車の速度記録自体はすでに1,000km/hを超えているのだが、これはロケットエンジン推進やジェットエンジン推進で直進しかできない。 現在競争下にあるのは一応ロードカーの形をして道路の走行が可能な物で、一般人が持てない高価な玩具をほしがる超大金持ちにごく少数台数を制作する計画のようだ。
このような計画は技術的には袋小路で将来の発展は望めないが、可能なことは一番乗りで実現したいという技術者の習性が彼らを駆り立てているのだろう。
追記;
500mphで走る車の車輪はどんなものになるのだろう。 道路を走るのであらばやはりゴムタイヤが必須なのだろうが、タイヤメーカーも苦労することだろう。 このような超高速用タイヤの技術は、SFに登場する全自動運転で超高速走行する未来の電気自動車にも利用可能だろうから無駄な研究にはならないが・・・・。
« スマホだよりは情報弱者 | Main | 新三バン »
Recent Comments