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September 02, 2018

カメラはフルサイズ

カメラの2大メーカーがフルサイズミラーレスカメラに向かって動き始めたそうだ。

これまで一眼レフメーカーはAPS-Cサイズのセンサーを使う小型ミラーレス一眼を中心に商品化してきたが、それはフルサイズの一眼レフよりも小型軽量でエントリー層には受け入れられやすいと考えていたからだろう。 これに対してフルサイズ一眼レフカメラを使うのはカメラの大きさや重量を気にしないマニアに限られると考えていたようだ。

デジタルカメラにおいてはセンサーのセルのサイズは性能に大きく影響する。 セルサイズが大きいと電気的ノイズの影響を受けにくいし、ダイナミックレンジが広いので白飛びしにくく階調表現が幅広くなるなどのメリットかある。 しかしセルサイズが大きくなるとセンサー全体のサイズも大きくなり、一枚のウエファーからとれるセンサーの数が減るため価格が高くなると言う不利な要素もある。 その為35mmフルサイズのセンサーを搭載するカメラは高価だった。

また一眼レフ型のカメラを使う側から言うと、ファインダーが是非ともほしい。 それは撮影時の手ぶれのしやすさがまた口が卯からだ。 背面モニターしか無いカメラでは体から離して構えるため不安定でぶれやすいのだ。 ファインダーの無い小型カメラやスマートフォンで撮影した画像を大きく引き伸ばすと、たいていは手ぶれしていることが分かるだろう。 この点ファインダーがあるカメラでは、ファインダーを覗くためにカメラを顔に押しつけて固定するので手ぶれはしにくい。 三脚を用いて撮影するならば良いのだが、手持ち撮影の際にこの安心感は大きい。 そんな理由から高画質を望むマニアはファインダーのあるフルサイズ一眼レフを好んできたのだ。

しかし技術の進歩でファインダー用に使える小型モニターの精細度が上がり、オフフォーカスのボケ具合の確認もできるようになってきたようだ。 それならば電子ファインダーでも十分だろうと言う機運は当然出てくる。 ミラー機構が無ければミラーショックはないし故障の原因となるメカも少なくなるので当然コストも安くなる。2大メーカーがフルサイズミラーレス一眼カメラにシフトし始めたのはこんな理由からだろう。

フルサイズで有ればこれまでの規格のレンズが使えるので、ユーザーにもボディを買い換えるだけで良いというメリットがあるので受け入れられやすいだろう。 その為、フォーサーズ規格のAPS-Cサイズのミラレス一眼カメラより多少価格は高くても需要が多いかもしれない。

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