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September 26, 2018

先進医療の早期利用

日本では先進医療の実用化が遅いと言われている。

その原因は厳しい安全性審査にあると言う専門家もいるが、過去の経緯を考えると簡単に審査を緩めることには同意できない。 ただ、他国で日本とほぼ同じ基準で実施された臨床試験などを経て承認された医薬や治療法は、審査を緩和しても良い物もあるのでは無いかと考える。

このような審査緩和を行っても、他国での承認が前提となると日本企業の開発速度を上げる助けにはならない。 そこで次のような方法を提案したい。

臨床試験前の研究初期段階にある医薬や治療法を受けることを希望する者に対し、死に至る副作用の可能性があるなどの危険性を十分に説明し、その危険を受け入れると書面で表明した場合にのみ主治医の判断によって実施することができるとするのだ。 費用は全額を患者負担にすると巨額になるので、その一部のみを患者負担にするのが良いと思うがそれでも相当の高額になるだろう。 その結果治療を受けられるのは富裕層だけになるだろうが、金持ちがモルモットになることを志願してくれるのであればそれも良いではないか。

こうして行う治療のデータをその後の研究に利用すれば、臨床試験までの期間を多少は短縮できるだろうし、重大な副作用を早期に発見する助けにもなるだろう。 そして研究機関が短縮できる事は一年に何億もかかると言われる研究費を低減する助けにもなり、それはまた承認後の医療費を安くする事にもつながる。

と私は思うのだが、皆さんはいかがだろうか。

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