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August 26, 2018

夏時間

オリンピックを機会に日本でも西欧並みに「サマータイム」を制度化しようと主張する者達がいるが、これについて述べてみたい。

日本では「サマータイム」と言う夏時間を、英語では「Daylight saving time(デイライトセービングタイム)」つまり「太陽を無駄にしない時間」と言う。 英語の「Summer time」は、ガーシュウインの名曲の歌詞で分かる通り「夏」あるいは「夏季」の意味なので、日本語の「サマータイム」とは全く意味が異なる。

西欧諸国で「Daylight saving time」が行われてきた主な理由は、緯度が高いため冬の日差しが弱く日照時間も少ないので、夏の間に十分に日光を浴びることで冬の日照不足を補って健康を保とうと言う点にある。 その為には時間を繰り上げることで終業後に屋外で日を浴びて過ごせる時間を確保しようと言うわけだ。 この点、むしろ夏は日差しを避けて過ごさなければならない日本とは環境が全く異なる。

また、欧米諸国は職住近接(多くは通勤時間が30分以内)で通勤時間が1時間を超えるような勤労者は少数派だ。 また勤務時間も8時~16時が多く、通勤時間が短いので帰宅後に屋外で家族や友人と過ごす時間がたっぷりある。 しかし日本では就業時間9時~17時が多く通勤時間も長いので、たとえ通常時間の16時に退社しても帰宅できるのは17時半頃となり、夕日がすっかり傾いているので屋外でできることは少ない。 そんなわけで日本では、より多く日の光を浴びて健康になろうという意味はほとんど無い。

また「サマータイム」推進論者の主張の一つである電力節約も、夜間の照明よりも日中のエアコンの消費電力の方が遙かに大きい現状では意味をなさない。 むしろ昼夜を入れ替えて日中は寝て過ごす方が電力の節約になり、紫外線の害を避けて健康に過ごすには良いかもしれない。

と言うわけで、私はいわゆる「サマータイム」の導入はばかげていると考えている。

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