20世紀の標準が通用しなくなった気象災害
最近の気象災害を見ると、洪水対策等にはもはや20世紀の標準が通用しなくなっているような気がする。
従来の洪水対策には戦後間もない頃の台風や集中豪雨の経験から導き出された標準が用いられてきた。 これは20世紀末までの気象災害には十分通用していた。 しかし温暖化などによる気候変化で気象現象が激しくなったため、最近の気象災害には対応できなくなっているように思えるのだ。
だからといって全ての堤防の高さを倍にするのも、費用や必要な土地から現実的ではなさそうだ。 最近の気象災害に対応するには、住宅地のあり方などの日本人の生活様式そのものから見直す必要があるかもしれない。
具体策はともかく、極端化した気象現象による災害に対応するには、従来の常識が通用しなくなっているという認識を広めることから始めるべきでは無いだろうか。
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