自動運転車による死亡人身事故責任
起きるのは時間の問題と考えられてはいたが、とうとう自動運転車による死亡人身事故が起きてしまった。 これを受けて製造元やその提携企業は一般道路での実用試験を中断したと報じられている。
折しも、日本では自動運転車の自己責任を車の所有者に負わせるという方向で検討を進められているという報道があった。 しかしこれでは自動運転車のシステムが原因で起きた事故についても製造業者が免責されてしまう。 常に製造業者も連帯責任を負うようにすべきだ。
連帯責任を負わせることには、開発に関わる技術者やシステム開発業者、自動運転車の製造業者を萎縮させ国際競争に乗り遅れるという異論が出るだろう。 しかし、かつては私もその一員であったが、技術者というものは可能と考える新技術は副作用を考えずに実現したがる習性がある。 このため、あらかじめ何らかの歯止めをかけておかなければ暴走するものだと考えておく方が良い。
と言う理由で、私は所有者の管理や整備の不良が原因の全てだと証明されない限り、製造業者も連帯責任を負うようにすべきだと考える。
Recent Comments