ホモ・クレーレンス(走る人)
タイトルは私がでっち上げた出鱈目なラテン語だが、私は人属が人になったのは直立歩行できる能力を身につけたからではなく、二足で走る能力を身につけたからではないかと考える。 というのは哺乳動物の中で二足で、それも長距離・長時間走ることができるのは人だけだからだ。 この能力によって、人は手に得物(武器)を持って大型の動物を走って追跡し、追い詰めて殺すことができるようになった。 これによってより多くの食料を得ることが可能になり、体の各種の機能を発達させることもできるようになったと考えられる。
長時間走って得物を追跡し、疲れさせて追い詰めると言う狩りのやり方はオオカミと同じで、これが人に協力するオオカミの一群を生みそれが犬になっただろうと考えられる。 これによって人と犬の双方の生活が安定し、生物群としての繁栄が始まったのだろう。
だから私は走る能力を身につけた最初の人属を「走る人」と呼びたいのだ。
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