大寒波と熱波
この冬は北半球の各地が大寒波に襲われている。 その一方で南半球では熱波や大干ばつに苦しめられている。
厳寒を理由に温暖化を否定する勢力もあるが、このように振れ幅の大きい気候は温暖化による海水温の上昇が原因となっている可能性は高い。
海水温が高くなると、冬期に冷え込んだ大陸から周辺海域への寒気の吹き出しが強くなる。 これが周辺海域での低気圧の発生とその成長を促進するので、大陸中心部からの寒気の吹き出しはさらに増加する。 これが各地で発生している大寒波の原因だ。
一方で、夏には内陸と海域の温度差が小さくなるので海域から陸地への風が弱まる。 このため海域から内陸へと運ばれる水分が減少し、干ばつの原因となる。 また海からの風によって内陸が冷やされなくなり熱波の原因となる。
現在発生している大寒波と大干ばつの原因は、このような物だろうと私は考えている。
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