毒を無くした話芸はつまらない
そもそも話芸は反体制的で毒のある物だった。 毒、つまり批判精神は講釈、漫談、演歌など江戸から昭和初期にかけて続いた話芸の根幹だった。 彼らは話芸でお上(政府)や世相を、茶化して笑わせることで批判していた。
しかし、今のお笑いには全く毒が無く批判精神もない。 世相を批判すればネットでたたかれ、政府を批判すればメディアから排除されテレビに出ることができない。 だからテレビに出て有名になることが第一の木曜であるお笑い芸人志願者達にとっては、政府や世相の批判は絶対にしてはならないことだ。
だから今の話芸(特にお笑い芸)には毒が無くつまらない。
Recent Comments