やめられないこと
世の中にはいったん始めるとやめられないことがいくつもある。
その代表は様々なごまかしだがやめられない理由もまた様々だ。体面や信用に関わるので続けるしかない場合もあれば、指示した人が社内やグループ内で影響力があるのでその人に遠慮してやめられないこともある。その多くは大物幹部からの指示で始まる。企業の不祥事の多くはこのたぐいが多い。ことが露見するのは、ごまかしが拡大して直接担当する部門が耐えきれなくなってということも多い。そこまで拡大してしまうと会社の信用を傷つけずにはすまなくなるので、ごまかしが些細なうちに反対を押し切ってでもやめる努力をすべきだろう。
次いで多いのは各種のいじめだ。様々な組織内でのいじめがありいじめるものといじめられるものの関係によって、パワーハラスメント、アカデミックハラスメント、セクシャルハラスメントなどと呼ばれるがいずれも立場の弱いものに対するいじめであることが共通している。学校でのいじめもこの範疇に入る。これらに共通するのはいじめる側がいじめることで快感を感じ、それから抜けられなくなることだ。その点でこれは薬物中毒に似ている。従ってハラスメント対策としてはいじめる側が中毒者であると認識してカウンセリングを強制してでも行う必要がある。いじめるのは一種の中毒、あるいは精神秒であるので治療が必要であるという認識が広まれば、このようなハラスメントを行うことに対する抑止力になるだろう。
もう一つはハラスメントとはいわれないが、公然と人を非難したり不快感を表明することだ。これも習慣性があり、執拗に非難を続けたりしやすい。最近はこのような人もネットの匿名性に隠れて増殖しているが、これもハラスメント同様の精神症だとして治療対象とすべきだろう。
このように、薬物中毒同様始めるとやめられなくなる行為は多い。自分がそのような中毒に陥っていないか、頻繁に振り返って見なければなるまい。
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