閣内不一致
国務長官が北朝鮮との水面下での接触を公式に認めると、それを追いかけてトランプ氏が「北朝鮮との交渉など無駄だ」とツイート。
トランプ氏が閣僚を制御できないのか、単にトランプ氏が権威を維持したいので意に沿わない行動をとった閣僚に水を浴びせるような行動をとっているのか。
いずれにしてもトランプ氏の閣内不一致は多すぎで、米国と米国大統領の威信は下がり続けるばかりだ。おそらく、閣僚はトランプ氏が何をツイートしようと無視することになっており、北朝鮮も揚げ足取りに都合の良い発言以外は無視することにしているのだろう。
トランプ氏のツイートを報道官が否定したり、閣僚のコメントをトランプ氏がツイートで無視したりすることを繰り返している結果、トランプ氏のツイートは権威あるものでも信用に足るものでもないと見做され始めていることは間違いがない。ただしツイッターでの発言は、トランプ氏の精神状態を推し量る手がかりになるものとして、北朝鮮が詳細に分析しているであろう事は容易に推定できる。
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