ハリケーン難民
またまたハリケーンの接近で、フロリダの高速道路は避難民で大渋滞だとCNNが報じている。州知事の非難呼びかけに加えて、先日のテキサスの大被害を見ているだけに、住民の多くが安全と考える州北部や隣の州へ逃れようとしているらしい。
米国南部には毎年どこかにハリケーンが接近したり上陸したりしているにもかかわらず、暴風に対する防護はあまりないようだ。特に防波堤が全くない海岸に住宅が建ち並んでいる風景を観光案内などでよく見かけるが、これは台風被害を頻繁に経験している日本では考えられない。高い防波堤は景観を損ない、住宅の資産価値を低下させると住民が反対する為のようだ。同じ事は河川についても言えるようで、高く頑丈な堤防のある風景は米国を紹介する写真や番組で見ることがほとんどない。
かくして大型ハリケーンが接近したり上陸したりする度に大量の難民と資産の大被害が生み出されるが、これは今後も変わることはないだろう。
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