トランプ氏が対北朝鮮融和路線に転換?
トランプ政権の幹部が北朝鮮との対話を口にし始めた。これはトランプ氏が対北朝鮮融和路線に追い詰められていることを示している。
格好良く(トランプ氏はそう思っていたに違いない)軍事力行使の脅しをかけたものの、中国とロシアにそっぽを向かれ、米国は完全な手詰まりになっている。実際に北朝鮮に侵攻すれば中国が黙っていない。それは中国との戦争を意味するが、今の米国にはそれを実行できrだけの通常戦力は無い。トランプ氏にもやっとそれが分かり始めたのだろう。
ここに至って、トランプ氏の言動によって追い詰められているのは北朝鮮では無く、自分自身である事が彼の鈍い頭にも浸透してきた。そこでやむなく融和路線をちらつかせ始めたと言うことだ。そして米国が対話を口にし始めれば、中露は無条件の対話を要求するだろう。それはオバマ前大統領が築いてきたものを放棄して、北朝鮮に大幅な譲歩をすることを意味する。これはトランプ氏の完全な敗北だ。
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