急速に進む米国の地位低下
トランプ政権になって急速に米国の国際的な地位や威信が低下している。これはトランプ氏の「アメリカ・ファースト」が事実上「米国内事情優先主義」であるため、各国が米国中心の国際政治に背を向け始めているからだ。
さらに、米国がパリ温暖化防止協定離脱を決める事に当てつけるように、中国やロシアが温暖化協定重視を表明することでさらに米国の国際的地位を低下させようとしている。
このままトランプ氏が「アメリカ・ファースト」を続ければ、国際政治における地位低下が進み、長く続いてきた「アメリカ・アズ・ナンバー・ワン」は失われることになるだろう。それは米国が「唯一の超大国」の地位を失い、「数ある大国の一つ」に成り下がることをも意味する。
米国人がそれに我慢できるかどうか、それもまたトランプ政権の今後に大きく影響するだろう。
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