人口減少対策
日本の人口減少は、放置すれば将来今の若年世代の生活が立ちゆかないところまできている。
今の若者たちは高齢者の生活を支えるのはいやだから年金を切り下げろと主張している。だが、将来の若者たちも自分たちが高齢者の生活を支えるのはいやだと言うだろう。その結果、高齢者の年金はさらに切り下げられることになる。
その時代、自分の生活を支えられる高齢者は貯蓄ができる高所得者だけになるかもしれない。数千万円の貯蓄が作れない一般勤労者はそれでは生活が立ちゆかないだろう。現状を放置すればそうなる可能性が高い事を、現在の若者たちは理解してはいないのだろう。
そうならないためには人口を増やすしか無い。それには移民を受け入れるか、女性一人当たりの生涯出生率を2以上に高める必要がある。それにはどうすれば良いのか?それは女性にとって多くの子供を産む方が有利である社会システムを作るしかない。かつてのソ連のような手厚い幼児保育システムと教育の無料化、さらに子供が多いほど増える育児手当などがその解答の一つだろう。
女性を安価な労働力として駆り出したいという企業の希望があるのは承知しているが、日本の将来を考えると出産と育児のために女性が家庭にとどまれるようにすることも重要だ。
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