高梨沙羅復調
高梨沙羅が調子を取り戻してきたようだ。昨シーズンや今シーズンの序盤のように大差で圧勝とは行かなくなってはいるが、3連勝は不調をほぼ向け出したとみて良いだろう。飛んでいる姿を見ても、ふわりと浮く感じがかなり戻ってきている。完全復調も間近と期待したい。
伊藤有希は今回は表彰台に上れなかったが、今シーズンは表彰台の常連となり高梨に追いつきつつあるようだ。今シーズンの総合成績でこの二人の1位2位も可能性亜高くなっているのはうれしいことだ。他の二人も急速に成績を上げているので来シーズンはトップ10に日本人が4人と言うこともあるかもしれない。
とはいうものの、他の国の若手たちも急速に追いついてきている。来シーズンは混戦になるかもしれないが、日本人の誰かが常に表彰台に上がるという活躍を期待したい。
それにしてもNHKの中継はいただけない。日中のゲームにもかかわらず二週続けて二日目は生中継が無かった。両日ともBS1とBS2で同じ内容で生中継をしていたのだから、一方を女子ジャンプにすることは可能だったはずだしそうすべきだった。
一方、男子ジャンプの成績は目を覆うばかりだ。過去の偉大な選手が現役に留まり続けると、それを超えることを憚る、あるいは超えようとする選手にメディアが暗黙の圧力をかけて自粛させる日本スポーツ界の悪習が主な原因であることは明らかだ。この悪習が改められなければ、リジェンドが現役に留まる限り日本の男子ジャンプの復活はなさそうだ。
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