ソニーが有機EL復帰
ソニーが有機EL事業に復帰すると報じられている。
物言う株主の御機嫌取りに短期利益を目指して、「選択と集中」と言う蛸の足食いのような行為を繰り返した結果、大幅な縮小を続けた日本企業の活力。日本企業が切り捨てた事業が、中国や台湾そして韓国の企業の粘り強い開発努力でスタンダード技術になり始めていると言うことを如実に示している。
物言う株主に首を切られることを恐れる雇われ経営者と、株主の意向を恐れる必要の無いオーナー経営者の立場の違いがあるのだろうが、このままでは台中韓の企業との差は開くばかりだろう。目先の配当ばかり追って企業の将来性には関心が無い「物言う株主」を押さえる手段を用意しない限り、日本企業は中台韓のグローバル企業との差が開くばかりだろう。
情けないがそれが現実だ。
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