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January 25, 2017

CD-Rの耐久性

段ボールに貯まっていた古いディスクを整理していたら、約20年前(1997年~1999年)にデータのバックアップに使ったCD-Rが出てきた。記録面の色など外観上の変化はないように思えたので、読み出しができるかどうか試してみたところ、特段の問題は無く読み出すことができた。

今回の結果から、CD-Rは通常の室内の条件であれば少なくとも20年後も読み出し可能であることが確認できた。遙か以前に、太陽の直射光が当たる窓ガラスにシアニン色素系のCD-Rを貼り付けておいたところ、2ヶ月ほどで色素が分解して書き込みができなくなったが、データの読み出しには支障が無かった経験がある。このことも考え合わせると、高温高湿で樹脂を結晶化させたりしなければ多少明るい場所でも十分に20年以上のデータ保存は可能と考えられる。

高温高湿な条件では、基板に使用されているポリカーボネート樹脂の結晶化が進み、基板がもろく割れやすくなる。また、結晶によって光学的なむらが生じるのでノイズが増えてデーターが読み出せなくなる可能性もある。さらに、湿気によって反射膜のアルミが腐食する可能性もある。従って、CD-Rの保存には特別な条件は必要が無いが、高温高湿の場所だけは避けるべきだ。

また、板の構造はCD-ROMや音楽CDも同じなので、これらも高温多湿は避けるべきだろう。

CD-Rの銘柄はシアニン色素のTDK(CD-R74)、MAXELL(CD-R74S)およびアゾ色素系のMITSUBISHI(650MB/74min)。フタロシアニン系のRICHOH(Type74/650MB)、同じくフタロシアニン系のKODAK製もあるはずなので探してみよう。

追記(2017/01/28);
KODAK製のCDーRを探してみたが、見つかったのは未使用の生ディスクだけで書き込み済みのディスクは廃棄してしまったようだ。当時のフタロシアニン系色素を使ったCD-Rは、全て三井化学製の色素を使っていたはずなので、RICHOHブランドのCD-Rで代表させtも良いだろう。

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