自動車暴走事故
昨日タクシーの暴走事故が起きた。時折起きる暴走事故は、運転者が高齢のことが多いので高齢による心身能力の低下や急病による意識喪失が原因と決めつけて終わりになることがほとんどだ。
しかし、最近の自動車のようにコンピューターを利用した制御の比重が高くなると、コンピュータのプログラムのバグやコンピューターの故障、さらには外部からの侵入や強力な電気的ノイズによる制御の狂いもあり得ると考えるべきだろう。
コンピュータにあまり詳しくないものたちは、コンピューターが想定外の動作をするなどと言うことは信じないかもしれないが、大きなプログラムを組んだことがあるものにとってはバグは無くしきれないもので、取り除ききれなかったバグが致命的な事態に結びつかないことを祈るしかないことはよく知っている。
コンピューターはプログラムを組んだ者が想定しなかった動作をする可能性が常にあると考え、その場合とっさに人間が対応する手段も用意しておくよう義務づけるべきだ。
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