胡蝶蘭の花芽(2016/11)
今年も胡蝶蘭の花芽が伸び始めた。 |
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今年も胡蝶蘭の花芽が伸び始めた。 |
雀がベランダの菊の花を食べるので、いくつかの鉢の花が坊主になってしまった。
特定の鉢だけが食べられているようなので、雀にも好みがあるらしい。雀の味覚に合う品種と合わない品種があるのだろうか?
人間用には食用菊とされる品種があるが、食用菊とそうでないものとで食味がどう違うのかは寡聞にして知らない。
災害は専門家がこぞって注目している場所ではなく、おざなりにしか注意していない場所で起きる傾向が強い。
今日の地震と津波もその範疇に入るだろう。専門家のほとんどは東海から南海にかけてのトラフに注目して、そこで発生する大地震と巨大津波の発生確率や危険性を予測し発表している。素人わかりしやすい場所は、注目される結果として研究費を集めやすいからでもある。これに対し、今回の福島沖は警戒対象の範囲ではあるが、岩手沖に比べるとあまり注目されず、いずれ起きるだろうが差し迫った危険性は少ないとみられてきた。まさに、注目を集めている場所ではない場所で起きたのだ。
同様に、専門家がこぞって危険性を指摘してきた場所で震災が発生した前例はほとんどない。昭和50年代から専門家が指摘した関東大震災六十年周期論もしかり、米国のサン・アンドレアス大断層に伴う大震災も予測から50年経っても発生していない。予測されている場所で起きるよりも、予測されていない場所で起きる方が多いのだ。
そこで、専門家があまり注目していない場所はどこかと眺め回してみた。まず第一に目にとまったのが四国山脈だ。ここは静岡県から紀伊半島、四国山脈、大分から熊本、そして天草沖へとつながる大断層がある。今年、その西の端近くで強い地震があった。そして最近紀伊半島内陸部や三河湾などこの断層の東側で小さな地震が増えているように見える。となるとその中間の四国山地の北側が気に掛かるので、専門家に危険性の評価をしてもらいたいと思っている。
トランプ氏が引き継ぎに備えて組閣を始めている。穏健派と強硬派それぞれに声をかけているようだが、中核は強硬派がしめることになるだろう。
ただ、好き勝手が言えた選挙公約とは異なり、現実に行う政治では好き勝手とは行かない。
強硬な政策のままでは、ベトナム反戦活動のような反トランプ派の反政府活動がわき上がるだろうし、議会の穏健派の反対に直面して政権運営が困難になるだろう。逆に穏健派に大きく譲歩すれば、選挙でトランプ氏を指示した強硬派が反対運動を起こすだろう。
どちらにしても舵取りを誤れば、タイのように国内に深刻な対立を引き起こし、政治が不安定になる。最悪の場合は政府の身動きがつかなくなる危険性すら含んでいる。
従って、今後米国の国内政治は不安定になり弱体化するだろうし、それはまた西欧の国際政治が不安定になり、ロシアや中国、さらには北朝鮮にも強硬な姿勢が取れなくなると言うことでもある。
その他にも、すでにトランプ氏はシリアのアサド政権に対しても融和の可能性を示し始めている。これは戦争の対象をテロリストISに絞るということなのだろうが、これはIS以外のイスラム強硬派の台頭を招くことになるだろう。この面からも国際政治の不安定化が進む可能性がある。
軍事技術の進歩で、将来は戦場には遠隔操作の戦闘機械だけになり、生身の兵士がいなくなるので戦死する者はいなくなると言う記事があった。
これを読んで実に脳天気な記事だと感じた。確かに戦場から兵士はいなくなるかもしれない。しかし戦争はアリーナで行う格闘技でははなく地域の奪い合いだ。従って、戦闘は実際に人が住む地域で行われる。つまり戦闘に巻き込まれて傷ついたり死んだりする住民が多数出ると言うことだ。
軍関係者や軍事専門家は、戦闘員の支社を減らすことだけを考えていて、非戦闘員が巻き込まれて死ぬことは軽視している。戦死する兵士がいなくなっても、戦争に巻き込まれて死ぬ非戦闘員の数が減ることはないだろう。
自由貿易協定と言うが、米国にとっての「自由貿易協定」とは、輸出も輸入も全て米国の都合に合わせて、べいこくが「自由」にコントロールできる協定のことだ。つまり、相互に規制をなくして、互いに自由に貿易ができるというものではない。
日本人は互恵と言うことを考えるが、米国人には自国の利益が全てで、「自由貿易協定」もそれに合致するものでなければならないと考えるのだ。だから他国に米国と同じ規制や慣行に合わせるように要求し、それが通らなければ協定そのものを認めない。言い換えると、「自由貿易協定」とは「米国の自由になる貿易協定」のことだ。
これが米国流の公平・正義だ。
帝政時代の中国など、宗主国の支配者が変わったり後継者が指名されたりすると、周辺の隷属国の王や大使が献上品を山ほど携えてご機嫌伺いに駆けつけたのを連想しました。
安部氏はどんな献上品を持って行ったのか?何事も隠したがる安部氏のことだから、トランプ氏を喜ばせる手土産(密約など)については機密指定とするだろうなぁ。
追記(2016/11/20);
今回の訪問で思い浮かぶもう一つのイメージ。幕府の重役に就任することが決まった大名の元に、引き立てを望む小身の大名や商人たちが、後れを取ってはならじと進物を持って駆けつける話だ。洋ドラや韓ドラでもよく見かける場面で、世の東西を問わず権力者に媚びる小者が後を絶たないのだろう。
このところ神戸では夕方になると風が強くなる。「秋きぬと・・・」の歌ではないが、風の音に驚いて夕方になっているのに気づくことがある。夕方になって気温が下がると、それまで海風に押さえられていた北風が陸風と重なって強い風になるのだろう。
そういえば大学を卒業するまで住んだ東京の杉並区でも、冬の夕方になると北風が強まり、枯れたケヤキの梢がざわざわと音を立てていた。そのケヤキのシルエットに夕月や宵の明星が懸かっていたりすると、いっそう寒々として思わずコートの襟を立てたりしたものだ。
ただ、これは季節風と海陸風が重なって起きる現象なので太平洋側に特有の現象かもしれない。
夏に体重計が壊れて代わりに購入した、タニタのヘルスメーターの体脂肪率の数字がおかしいと先の記事に書いたが、これについてもう少し調べてみた。
この機種は体脂肪率を両方の足裏の間の電気伝導性で調べているようだ。機種によって、直流、交流、低周波や高周波などいろいろ異なるようで、この機種がどのような測定を行っているのかは取説を読んでもわからない。いずれにしても、電気の導通を調べているからには皮膚の湿り具合が影響するだろうと考え、風呂の前後での比較をしてみた。
その結果、入浴前は体重が66.10Kgで体脂肪率は14.3%だったが、入浴後は体重が66.15Kgで体脂肪率は12.3%と実に2%も低くなった。もちろん足の裏は十分に拭いて濡れてはいない状態の数値だ。補足すると、50g(デジタルの最小目盛り分)体重が増えているのは、頭を洗って髪が濡れている分の増加だろう。
いずれにしても、作業仮説の皮膚の湿り具合による電気伝導性の差が大きく影響することは確認できた。同じことは両手で持つタイプでも、手のひらの湿り具合で起きるものと思われる。
単純に数字のいたずらなだけで実際に体脂肪が減少するわけではないが、少しでも体脂肪率を小さく見せたい人は、風呂上がりに体脂肪を測定するとよいだろう。
米大統領選挙のメディア予測が外れたことについての議論がメディアを賑わせている。しかしそれは簡単な理由だと私は考える。
一言で言えば、それはトランプ支持者のネットリテラシーが低かったからだ。比較的貧しく教育程度も低い白人貧困層は、ネット参加率が低くネットを多用するメディアの調査から漏れた部分が多いと言うことだ。
逆にクリントン支持者はネットリテラシーが高く、セット参加率が高いのでメディアのネット調査での補足率が高かったと言うことだ。
専門家や有識者には、原因を高度な調査理論やテクニックの欠陥に求める向きも多い。しかしいかに優れた推定理論でも、対象グループの補足率にずれや偏りがあれば狂いを生ずると言うことだ。
CNNが、かつての人気番組「0011ナポレオン・ソロ」でナポレオン・ソロを演じたロバート・ボーン氏が亡くなったと報じている。ジェームス・ボンドほとスマートではないが、同僚のイリヤ・クリアキンと、とぼけて軽妙なやりとりが楽しかった。
東西冷戦の終結とともにスパイドラマはほとんど無くなったが、冷戦が復活しつつある今、スパイドラマも復活するかもしれない。その場合、昨今流行のやたらにリアリズムにこった血みどろの画作りにならず、かつての様な夕ーモアたっぷりの軽妙な会話を楽しむドラマにしてほしい。
CNN記事;「米俳優ロバート・ボーンさん死去 「荒野の七人」「ナポレオン・ソロ」」
2016.11.12 Sat posted at 17:05 JST
JR北海道が大規模な縮小を考えているという。道内ですら主要都市間の移動に時間が掛かるので、航空機や自動車に押されて利用が減少しているのだろう。
そこで全く異なる視点から解決策を考えてみた。
利用客を増やすには主要都市間の所要時間を短縮する必要がある。そのためには高速化が必要だが、軌道が現状のままでは難しいだろう。そこで軌道を改良するとともに3軌条化して在来の狭軌車両と標準広軌車両がともに走行できるようにする。これを主要都市間の幹線から始めて全線に広げていく。
そして最終的に狭軌を利用するのは本州との行き来が大半を占める貨物のみにし、すでに青函海峡で断ち切られている旅客列車は全て広軌仕様にする。車両の広軌化はひとまず台車の交換で行い、老朽化している車体を順次広軌仕様のもので置き換えて行けばよい。
こうすることにより副次的なメリットもある。それは稚内と樺太の間の鉄道連絡線を復活させ、貨物列車をそのまま北海道内の積み替え拠点に運び込むことが可能になるからだ。積み替え拠点は函館付近に作れば、全体の所要時間を減らすことができるだろう。青函トンネルを通れない大型コンテナーは国内貨物船に積み替えて最寄り港まで運べばよいだろう。場合によっては積み替え基地を苫小牧港に作り、南北米大陸へ向かう船に積み替えられるようにするのもよいだろう。
どうも最近のテレビなどの読み上げ方には疑問が多い。
2016/11/12のBS3「体感グレートネイチャー」で、ドロミテの山が夕日に赤く染まる現象を怪奇現象のように紹介していたが、そのときその現象の名を「エンロ・サディラ」と区切って発音していた。ところが現地の人は皆「エンロサ・ディラ」のように発音していた。
アルプスの「モルゲン・ローテ」(朝の赤=朝焼け)と同じ、山が赤く染まる現象なのでエンローサ(赤くする、赤く着色する)+ディラ(ドロミテ地方の方言らしく、ネットと手持ちの辞書で調べたが不明)なのではないかと思うのだがどうだろう。
最近、各局のアナウンサーの変な言葉の句切り方に驚かされることが多いが、元々の意味を理解して、その意味に沿った区切り方で発音してほしいと思う。極端な場合、区切る場所を変えると全く異なる意味になることもあるのだから。
追記(2016/11/14);
その後欧米のサイトを探した結果、原語の綴りは「enrosadira」だとわかったが、「dira」の意味はまだわからない。英文などの説明では「夕日で山が赤く染まる現象」とだけ書いてあり、単語ごとの説明は見つからなかった。「en~」は「~にする」の意味だし、「rosa」は「赤」なのだが、果たして「dira」は何だろう。
朝日や夕日に山が赤く染まる現象は、雲の状態さえよければ富士山や日本アルプスでもごく当たり前の現象として見られる。「赤富士」などはおなじみなので、NHKがなぜドロミテで起きる山の夕映えだけを怪奇現象としたのか理解に苦しむ。
追記(2016/11/19);
そういえば、「アルプスの夕映え」というよく知られたピアノ曲の小品があるのを思い出しました。音楽教室の発表会で取り上げることも多いので、ご存じの方は多いだろう。
「君子は豹変す」と言うが、トランプ氏も豹変の準備を始めたようだ。
選挙公約の中にはただの人気とりで実行不可能なものも多いので、一旦全て放棄して実行可能なものと不可能のものを仕分け、その上で政策を構築し直す可能性が高い。
「君子豹変す」とは、「君子は状況に応じて、それまでのことにこだわらず素早く方針転換をする」と言う意味だが、トランプ氏がどこまで豹変できるかお手並み拝見と言うところだろうか。
BS3(2016/11/10)で映画「君よ憤怒の川を渡れ」を放送していた。しかしタイトルに「君よ憤怒(ふんど)の川を渡れ」と書いてあるのに気がついて驚いた。
これまで「憤怒」の読みは「ふんぬ」だけだと思っていたからだ。明王や天王などの仏像では「憤怒相」を「ふんぬそう」と読むことが多いので、異なる読み方があるとは思ってもいなかった。
確かに辞書を引くと両方の読みがあるし、そもそも「怒」の字の音を示す「奴」には、「ぬ」(奴碑;ぬひ)、「ど」(奴隷;どれい)の両方の読みがあるし、さらには「な」(漢委奴国王印;かんのわのなのこくおういん))もある。したがって、「憤怒」も特にどちらが正しいとは言えないのだろう。(さすがに、「憤怒」を「ふんな」と読む人はいないだろうが。)
ただ私の好みを言えば、[憤怒」は「ふんぬ」の方が音のすわりがよいような気がする。学校では「怒」は「ど」が正規の読みと教えているようだが・・・・。
トランプ氏が勝って終わった米国大統領選挙だが、今回の経緯を見ていて感じたことがある。
それは、ネットを利用した選挙干渉や様々な策謀が飛び交った結果、米国の威信が地に落ちたと言うことだ。さらに、今後トランプ氏が西側諸国に突きつける様々な身勝手な要求によって、米国の信頼度と地位が大きく低下するだろう。
その結果、相対的にロシアと中国の国際政治での地位が向上し、三強並立時代となるだろう。但し、ロシアと中国は当然米国に対抗して協力するだろうから、1対2の大国が対立する時代になるだろう。これはある意味冷戦の復活とも言える。
西側諸国にとっては難儀な時代になりそうだ。また、北朝鮮にとっては米国に譲歩させるチャンスになるかもしれない。
天皇の退位についての有識者会議が開催され、委員5名のコメントが報道されている。
しかしその中で気になったコメントがあった。それは天皇の「生前退位」に反対する委員のものだが、あけすけに言えば「天皇は自分で勝手に仕事を増やして、それが大変だから退位したいというのは身勝手でけしからん!」というものだ。
以前から感じていることだが、保守系の政治家や「有識者」は天皇を、政権担当者にとって便利な道具であり、政権の言うがままに振る舞うべきだと言わぬばかりの態度を取るものが多い。
天皇といえども生身の人間でありロボットではない。保守系の方々はもっと天皇に優しく接してもらいたいものだ。
米国大統領選挙の投票が迫ってきたが、私が米国の有権者であれば非常にむなしい選挙と感じるだろう。
それはどちらが好ましいかではなく、どちらの好ましくなさが少ないかを選ばなければならないからだ。根底には、自由に立候補ができずまた大金が必要な米国の選挙制度の欠陥があると思うのだが、それは米国は常に正しいと考える者が多い米国人には受け入れがたい考えだろう。
会計検査院が、日銀に対してマイナス金利による国債の損失に備える準備金を積み増すよう警告したそうだ。
これは事実上、マイナス金利政策を無定見・無責任に行わないようにとの警告だろう。黒田バズーカに対する包囲網が少しずつ狭まっている。
米国の大統領選の帰趨は予測しがたいが、トランプ氏が勝った場合に一つだけはっきりとしていることがある。
それは、世界における米国の威信と影響力が大きく低下することだ。その代わり、ロシアと中国の影響力が大きくなるだろう。
中国が開発中のステルス戦闘機J20(殲20)の公開飛行を行い、その動画をいくつかのサイトで見ることができる。
それを見て感じたのは、デルタ翼に大型のカナードをつけた姿が、SAABのグリッペンを双発大型化したような機体だなと言うことだ。同じようなカナード付きデルタ翼姿はユーロファイターのタイフーンもだが、昨今の流行のようだ。
グリッペンもタイフーンも、戦場が基地の近くになることが多いヨーロッパの防空戦闘機らしく航続距離が短い。想定される敵基地が近いため、有利な迎撃ポジションを取るためには加速と上昇の性能が最優先だからだ。また、このような環境では高度のステルス性も必要が無い。これは世界戦略上長距離侵攻戦闘攻撃機を必要とする米軍とは異なる点だが、殲20はどちらの系統に属するのだろうか。
米保健福祉省が新たに七種の発がん物質を指定したと報じられている。
CNN記事;「米保健当局、新たに7つの発がん性物質を指定」
2016.11.04 Fri posted at 17:45 JST
指定された物質のうち五種はウイルスで、20種を超えるがんとの関連が確認されているそうだ。とはいうものの、ウイルスのような病原体を物質というのはかなりの違和感がある。
生命体かどうかの境界にあるウイルス以外の、純粋に物質である物としてはトリクロロエチレンと金属コバルトが新たに指定された。ただしビタミンB12の分子構造に含まれるコバルトはイオン化せず、発がん性を表さないので除外するとのこと。
補足;通常「発がん物質」という場合の英語は「carcinogen」なのだが、英語版の記事が見つからないので、原記事でどのような単語が用いられていたのかはまだわからない。
韓国の大統領がらみのスキャンダルがまたも発覚。これまでは大統領の交代ごとに、前大統領の取り巻きを権力と利権から一掃するために恒例で行われてきた。しかし、今回は在職中の大統領がらみという点が新しい。これも朴大統領の権威がすっかり失われていることの証だろう。世論を背景にした検察には、大統領の介入を恐れる必要が無いと言うことだ。
しかしながら、韓ドラではこのような政官民癒着、若手政治家に資金援助をして出世後に恩を返してもらうと言う行為は、当たり前のこととして描かれている。そのような癒着が社会常識のようだから、今後もこのようなスキャンダルはいくらでも発覚するだろう。今回の件でも、朴大統領とその知人は当然の恩返しだと思っているに違いない。
振り返ってみると、このような癒着はかつての日本でも当たり前に行われていた。それが処罰すべき犯罪として広く認識されるようになったのは、田中角栄氏が逮捕されてからだろう。彼は、現職首相として大規模な癒着に関わり、裁判で有罪となった。その結果政治家や事業家たちは目立つ行動を避け、密かにかつ小規模に行うようになった。今でも数百万円の政治献金とその見返りの便宜が露見する例は後を絶たないが、かつてのように億単位の賄賂を半ば公然とやりとりすることはなくなったようだ。
政府の統計によれば物価は下落が続いている。しかし国民の生活感覚では物価が上がっている。これは何故か?
それは、最近値上がりが激しい野菜などの生鮮食料品の価格が、政府の統計では変動しないとして計算されるからだ。その理由は、季節や天候などの影響で生鮮食料品の価格は数日で激しく変動するので、数字の収集に時間が掛かる統計では取り扱いにくいからだ。このため、現実には家計支出が増えても物価統計では物価が下がっていることにされる。
これが政府統計と現実の生活感覚が合わない理由で、物価が上がったと言いたい政府や日銀にとっては皮肉なことになっている。
長く使ってきた体重計が壊れたので更新したが、新しい「ヘルスメーター」には様々な機能が付いている。しかしこれが全く当てにならない。
マニュアル通りに妻が基本データを入力してくれたのだが、計ってみると体脂肪率14%(いずれも少数以下は切り捨てている)などと考えられない数値が出てくる。挙げ句の果てに体内年齢53歳と、体の不調と腰痛に悩む70近い老人にはあきれて笑うしかないような数字が出る。
妻が入力してくれた生年月日や身長などの数字は間違っていないので、測定方法に原因があるエラーなのだろう。ヘルスメーターの数字は当てにならないものと考えて、数字が良くても悪くても気にしないことが良さそうだ。
追記(2016/11/13);
体重は66.0kg~66.7kgのほぼ一定の範囲で推移しているが、体脂肪率は何故か減少傾向だ。今夜の数字はついに12%台になっている。
体重の変動の主原因は便秘の程度で、よく出た日には体重が減り、出ない日が続くと増える。しかし、腰痛と神経痛で右足を少し引きずらないと歩けないので特別な運動は何もできない。そんな年寄りの体脂肪率が超アスリート並の12%とはあり得ない。何か測定方法に起因する問題があるのだろう。
もしかしたら、最近はあまり歩かないため足の裏の皮が薄いからだろうか?筋肉などに比べて水分が少ない皮膚の角質層は電気伝導度が低そうだから、厚いと体脂肪率が高く出て、薄いと低く出ると言うことはないだろうか?
生活費の不正流用の言い訳として将来の生活が不安だからと言う理由が多い。このため議員年金を増額あるいは新設すべきという意見も少なくない。
しかし私は議員年金は不要だと考えている。理由は国民年金の充実で十分だと思うからだ。国民年金で老後がまかなえれば将来の生活不安は無くなるはずだ。議員たちがそれでは不足だと言うのであれば、他の年金受給者も不足なわけだから全受給者に対する支給を増額できるよう制度の改善を図ればよい。
議員は大きな権力を持っているのだから、年金受給者全体の利益を計るよう団結して活動すべきだ。自分たちだけ利益があればよいでは許されない。
クリントン候補のメール疑惑を捜査するが結果は選挙後になると言明したことで、FBIが選挙干渉だと非難されている。おそらくトランプ支持を明確にしているウイキリークスから提供された情報による者だろうが、確かにこれは便利な選挙干渉手段と言えそうだ。
疑惑が実在しなくても捜査すると表明して、選挙終了後に違法と言うほどの不正はなかったと言って、その後資料は手違いで廃棄されたと言えば跡を残さずに選挙に干渉することができる。警察や検察の幹部がその気になればこの程度は簡単にできるし、それを違法とは必ずしも言えないし、誰か適当な人物から告発があったからと言えば日本でもできそうだ。
先日の選挙における蓮舫氏の国籍騒動もこれに近いが、今後は与党側の人間に虚偽の告発をさせて捜査を開始すると表明すると言うような選挙干渉が日本でも流行するかもしれない。告発合戦という見苦しく、日本の威信を低下させるような事態にならないことを祈る。
ウィキリークスのようなネットマフィアに対抗するにはネットを利用せず、古典的な通信システムや情報管理システムのみを利用することだ。そうすれば、どのような情報が出てきても、私はネットを利用していないからその情報はでっち上げだと言える。
米国のデモクラシーは崩壊に瀕しているように見える。
今回の大統領選挙は手段を選ばぬ仁義なき戦いだ。かつてのガンマンからネットマフィアに主役が交代したが、もはや「きれいな選挙」は望むべくもない。
ただ、米国がすることが正しいと信じる米国人は何の疑問も抱いていないようだ。
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