アルビノーニのアダージオ
先週2016/10/01の「ららら、クラシック」では「アルビノーニのアダジオ」を取り上げていた。人気の高い曲で、様々な場面やアレンジの演奏で使われよく聴く曲であることはご存じの通りだ。
この曲はバロック音楽として扱われることが多いが、私は曲名を知るまではマスネーかマスカーニあたりのイタリアオペラの間奏曲かと思っていた。イタリアオペラの間奏曲、時に最終幕の前の間奏曲には感情をかき立てる様な曲が多い、それがこの曲に似ているからだ。
この曲の作曲者が20世紀の音楽学者ジャゾットであることがわかっているので、これをバロック音楽として扱うことには異論がある人も少なくないだろう。しかし、この曲のモチーフがアルビノーニの物であるかどうかはさておき、これが名曲であることは間違いが無い。だから私は、そんな詮索は脇に置いて楽しむことにしている。
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