継続は力なり;ホンダ、トヨタが勝てぬ理由
国際的な自動車レースで、ホンダやトヨタがなかなか勝てない。好成績を上げているチームを見ると長年中断無しに出続けている企業のチームでしめられている。自動車レースの世界でもやはり昔ながらの格言「継続は力なり」が成立している。
上位チームに比べホンダやトヨタは、参加と撤退を繰り返しているのが共通している。連続して参加していないため、最新の現場情報を持たずまた経験も継承されない。これが勝てない最大の理由だ。両社が上位の常連になるためには、少なくとも今後15年以上連続して参加し続けることが必要だろう。
同じ事は航空機の開発についてもいえる、市場参加者として十分な実力を備えるには長年の開発経験が必要だ。その点、日本は採算が取れないとして短期間の参加と撤退を繰り返している。これでは自動車レースと同じで経験が継承されず、開発中のトラブルを予測する能力や対処する能力を醸成できない。これが開発をスムーズに進められない最大の原因だ。航空機の分野でも、少なくとも50年以上継続して経験を積むことが必要だ。
それができないのであれば、実績のある既存メーカーの開発や製造部門の退職者を大量に採用することだ。これは日本が得意とする製造分野で、中国企業が定年退職者を大量に採用して行っていることだ。
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