今だから読んでほしい一冊の本
私の前に一冊の本がある。
それはエリック・フランク・ラッセルの短編集「宇宙の深淵より」の邦訳だ。原作は1954年に出版されたものだが、久しぶりに邦訳を読み返してみて、今の世の中だからこそ多くの人に、特に米国人には大統領選挙前に読んでもらいたいと思った。
日本では昭和44年に早川書房からハヤカワ・SF・シリーズの一冊として翻訳が出ている。50年近くも前の本だが近くの図書館にはあるかもしれない。見つけたら是非読んでもらいたいと思う。
書誌情報;「宇宙の深淵より」 エリック・フランク・ラッセル(岡部宏之訳)
昭和44年9月15日発行 ハヤカワ・SF・シリーズ3230
早川書房
内容;「証言」(*)
「最後の爆発」
「人間やろう」
「内気な虎」
「虹の彼方」
「すこしの油」(*)
「不定種族」(*)
「第二創世記」
(*)は私のお気に入り。
2016/05/20以降グーテンベルク21版のe-Bookが入手可能なようだ。
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