日本長距離の凋落
オリンピックの長距離陸上は予想通り惨敗ばかりだ。
原因ははっきりしている。普段から日本勢の一位だけを目指し、外国勢が先行しても無視をするレースばかりしているからだ。その結果、誰かがスパートしてもすぐに対応するような経験をしていない。別の言い方をすると、後方で安穏としているから、前方で誰かがスパートしても気づくのが遅れ、それを追い上げると消耗が激しいので結局はついて行けない。そこであきらめて完走だけを目指すということだ。
これを打開するためには、常に先頭集団の2列目か3列目までに位置取り、誰かがスパートすれば直ちについて行くようにして、有利な位置でレースをするという経験を積まねばならない。
代表選考基準が「日本人の一位」である限り、外国人を無視して日本人だけで別のレースをするという消極的なレース運びはなくならないだろうし、それでは外国のトップランナーと互角に戦えるランナーは出てこないだろう。
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