地震予測
各新聞社が報じるところによれば、政府の地震調査委員会が、今後30年以内に中国地方でマグニチュード6.8以上の直下型地震が起きる確率が50%あると発表したそうだ。
これで中国地方の人たちは当分安心できそうだ。なぜならばこれまでに出されたこの種の予想で、予想通りに地震が起きた例は皆無だからだ。日本と外国とを問わず、この種の予想が出されるとむしろ予想が出されていない、あるいは確率が低いとされた地域で地震が発生して大きな被害が出る例の方が多い。
この種の予想はどこの国であっても、極めて政治的な理由で行われることが多い。それは、政府内の利権が絡んでいる場合もあれば学会内の勢力争いの場合もある。まして今回の予想は内陸の活断層に関する物だ。このような活断層の場合、震源から50kmも離れると大きな被害は出ないものだ。予想が出された地域の住民はうろたえず、これまでも行ってきた一般的な地震備えを守り続ける事が良い。
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