小言幸兵衛症候群
ネットで頻繁に発生している「炎上」や「非難集中」の情報を見ていると、世の中に「小言幸兵衛」が大発生しているように見える。昔は口うるさい年寄りに特有と思われていた、「一言言わずにいられない病」が若年層にも拡がっているのだろうか。
もっともある調査によると、一度でも炎上サイトに書き込んだことがあるのは、インターネット利用者の0.7%にすぎないそうだ。さらにその約2/3は書き込んだことがあるのは一度だけだそうだから、多数に非難されているように見えてもインターネット利用者の0.2%程度の少数派の意見に過ぎない。
多数の非難が書き込まれても、所詮は「騒々しい少数派」の意見として無視すれば宜しい。煩わしければコメント書込禁止に設定を変えれば良いだけのことだ。多数のコメントが書き込まれていれば読者が多く見え自慢できると考える人もいるようだ。しかし、見ても何も書き込まない人(サイレントマジョリティ)が99.8%で、穏健な多数派は書込などしないものだと思えば良い。
繰り返すが、書き込みが少ないサイトが読者が少ないとは限らないのだ。読者数を知りたければプロバイダが何らかのアクセス解析ツールを提供しているはずだし、閲覧数を他人に知らせたければアクセスカウンターのたぐいを設置すれば良い。
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