土砂降り
神戸では毎年、7月10日頃からクマゼミの大合唱が始まる。今年はまださほどではないが、大発生の年には大木の近くでは立ち話もできないほどの音量になる。蝉時雨という言葉があるが、クマゼミに関しては時雨どころではない土砂降りの豪雨だ。
クマゼミは陽射しのある日には早朝から鳴き出すのでとても朝寝ができない。ただ気温が上がると鳴き止むので昼近くには嘘のように静かになる。今日は気温が低いのでまだ鳴いているが、これも昼を過ぎると静まってしまうだろう。
クマゼミの大合唱は8月に入っても続くが、甲子園の高校野球が終わる頃には数が減り、ツクツクボウシと交代する。その頃になると昼下がりにはツクツクボウシが賑やかだ。
追記(2016/07/23);
ふと思いついてマルチファンクションテスターを持ち出して音量を計測してみた。我が家のベランダで測定すると80~85dBで、これは地下鉄の車内並の騒音レベルに当たる。この季節、ベランダでは普通の会話ができないのは当然だ。クマゼミが群がっている木の下では90dB(これは大騒音の鉄工所並)近くになるだろう。
クマゼミが鳴き止んだ昼過ぎにもう一度測定してみると40~65dBだった。振れ幅が大きいのは、マルチファンクションテスターのマイク部に風防が着いていないため風切り音を拾っているのだろう。
参考;クマゼミの鳴き声(2016/07/23) mp3形式750KB
レコーダーの自動音量調整機能を効かせて録音して小さくしてありますが、再生時の音量にはご注意下さい。
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