民進党惨敗の理由
予想通り民進党は惨敗した。
惨敗の理由ははっきりしている。それは明確で筋道のはっきりした政策を出さず、その一方で党内権力争いに明け暮れているからだ。言い換えると、政策そっちのけで権力争いを続けていると言う事だ。
これは、鳩山-小沢時代から始まっていたことで、党を鳩山家の私物と勘違いした鳩山氏と、政策に関心がなく金と権力に執着する小沢氏の影響が強い。この二人が党の中核に座ったことで、潜在していた権力争いが顕在化し党はばらばらになった。そして、その後に党の中核となった者たちも政策そっちのけで権力争いを続けている。
今後の日本のためにはしっかりした野党が必要なのだが、他の野党を含めてしっかりした政策論議よりも党内権力争いばかりが目立つ。自民党員はイエスマンでありさえすれば当選させて貰えるので、政策を考える必要はない。だが野党の再構築のためには各人が政策を真剣に考え、共有できる部分とできない部分を仕分けして、新たな政策グループを、そして政策を共有する政党を作ることが必要だ。
それができなければ、ある日突然ヒトラーのようなアジテーターが出現して、独裁政府ができてしまうかもしれない。政策を持たず、議席と金を得るために権力におもねる政治屋ばかりでは、そうならない保証はない。
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