トランプ氏が大統領になれば
トランプ氏が人気を集め、古参の国会議員たちが彼が大統領になれば米国が世界で孤立することになると慌て始めている様だ。彼が大統領候補になれば、大物共和党議員たちが大統領選挙では民主党に投票するよう呼びかける事もあるかもしれない。いずれにしても西欧側の国際政治は大混乱を来し、トランプ氏を支持する米国人の期待に反して、米国の国際政治に於ける地位が大きく低下する可能性がある。
もっともトランプ氏は有能なビジネスマンだそうだから、当選したとたんに豹変するかもしれない。しかしそれもまた「かもしれない」にすぎず、米国の国際的地位維持に心を砕いてきた老練な政治家たちには、トランプ氏の主張は容認できないだろう。
日本にとっても、トランプ氏が大統領になれば対米関係は大きく変化するだろう。そこで彼が日本にどのような要求を突きつけるかを考えてみた。
1.まず、米国財界に不満が多いTPPは反故にされるだろう。そして、全てにおいて米国産業にとって都合の良い協定を締結するよう各国に強要するだろう。
2.次に、日米安保条約の改定を要求するだろう。そこでは、日本に駐在する米軍の全費用を日本が負担することと、駐留する米軍が完全に自由に行動が出来る治外法権が要求されるだろう。さらに、自衛隊が全面的に米軍の指揮下に入り、危険の多い軍事行動などで米軍の損害を軽減するために自由に使えるようにすることを求めるだろう。さらに、世界の支配者である米国としては当然のこととして、米国の軍事費の負担も一種の税として求めてくるかもしれない。保護を与えるのだから当然税を納めるべきだと言うことだ。
まだまだ可能性として考えつくことはあるが、めんどうくさくなってきたので続きは後日。
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