中国景気は低迷か?
今日(2016/01/06)午前の株価の下げ幅が拡大している。投資家心理悪化の理由の一つに中国の景気先行きに対する不安があげられている。
しかし、中国の景気は低迷しているのだろうか?私はそうは思わない。
なぜならば、年率10%を超える、あるいはそれに近い景気拡大を永遠に続けていくことは、必要とする資源量も急増するため不可能だからだ。従って、数年前から私が主張しているように、中国経済にとっての最大の課題は、成長をいかに続けるかではなく、高度成長から安定成長にいかにして軟着陸させるかと言うことだ。それがいかに重要であるかは、高度成長から、そしてバブルからの軟着陸にともに失敗した日本経済の前例が示している。
中国経済の現状は、永久に持続することは不可能な高度成長が限界に達し、持続可能な安定成長への移行期にあると言う事だ。それがクラッシュランディング(墜落)になるのか、ソフトランディング(軟着陸)になるのかは中国政府の先見性と腕次第なのだが、日本同様に目先の利益にとらわれてあまりうまく行っていないように見受けられる。
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