照明のLED化
録画しておいたウイーンフィルのニューイヤーコンサートを見返していて大ホールのシャンデリアの照明がLEDに変わっていることに気がついた。横の壁から行っているスポットライトも舞台上の照明も全てLEDに変わっているようで、窓から入ってくる外光と同じ青白い光になっている。
そこで改めて過去の録画を調べて見ると2014年はスポットライト以外は白熱灯だが、2015年はステージ上の照明も青白くLEDの様だがシャンデリアはどちらとも判断しにくいやや暖かい色合いになっていた。これは白熱灯の雰囲気を残す為に温白色のLEDを使用しているのかもしれない。温暖化ガス排出を減らす為に電力消費量の少ないLED化が進められているが、ウイーン楽友協会も時間をかけて照明のLED化を進めてきたのだろう。熱線も紫外線も放出が少ないLED照明を使うことは、建物自体が芸術作品と言えるこの建物の装飾を保護する上で良いことでもある。
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