キロトン級水爆?
新聞記事などによれば、昨日(2016/01/06)の北朝鮮の核実験は6~7キロトン級だという。米ソの核開発競争の時代を生きてきた我々にとって、水爆と言えばメガトン級が一般的だが、キロトン級とはずいぶん可愛い水爆があるものだ。
あの当時の核ミサイルは、一発で大都市を消滅させることを目的として破壊力競争を繰り広げていた。これはICBMの着弾精度が低かったこともあって、数十kmそれても標的都市を殲滅できるようにしたかったからで、その後ミサイルの着弾精度が上がるにつれて破壊力が小さいが小型の弾頭を多数搭載する方向に移っていった。
それとともに小型化しにくい水爆よりも、小型化しやすく取り扱いが簡単な原爆が再び開発競争の中心になった様だ。現代の水爆には、技術の進歩でサブメガトン級もあるのかもしれないが、広島級原爆の約半分の威力しか無い超小型水爆というのはあり得るのだろうか?また、そもそも意味があるのだろうか?
« サウジ・イラン紛争は、妾の旦那争い | Main | 寒 »
Comments