乱高下続く
この一週間、市場が多少は落ち着きを見せるかと思って見ていたが、連日17,000をはさんでの激しい動きが続きそんな様子は全く見えない。
素人目には些細な事で過剰に反応しているとしか見えないのだが、儲ける為には人の先を行かなければならないという投機家の立場からはこうならざるを得ないのかもしれない。さらに言えば、投機家が使うソフトウエアにも原因があるだろう。他人より先に兆候を掴まなければならないと言う性格上、小さな変化を拡大する仕組み(*1)が組み込まれていてこれが市場の不安定さを拡大しているのかもしれない。
皆が同じようなロジックのソフトウエアを使っていれば、些細な情報で大勢が一斉に同じ動きをする。そして少しでも他人の先を行く他面に、変化の拡大率を上げる。これが相場の荒れを激しくしていると言えないだろうか。
(*1)情報処理や電気回路において、出力の変化を検出して入力に加える(戻す)操作をフィードバック(帰還処理)という。この操作を変化を拡大するように行う場合これを正帰還(ポジティブフィードバック、PFあるいはPFB)と言い、逆に変化を抑えるように行う場合にはこれを負帰還(ネガティブフィードバック、NFあるいはNFB)という。伝記分野では正帰還は主に発振回路などで用いられ、負帰還は安定化回路などで用いられる。
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