対IS戦のポイント
対IS戦においては幾つか留意点がある。
1.ISの収入源である油田や精製施設を攻撃してはならない。これはこれらに権益を持つ欧米資本が反対するからだ。
2.クルド族と戦っているISを攻撃してはならない。これはクルド族の戦力拡大を抑えるためにISを利用したいトルコが反対するからだ。
3.たとえISに協力していることが明らかでも、他の反政府勢力を攻撃してはならない。これはシリア政府壊滅を第一目標に掲げる欧米諸国の建前に反するからだ。
4.たとえ空爆だけでは成果が得られなくとも、大規模な地上部隊は投入しない。これは欧米、特に米国の財政難が大規模な軍事作戦を許さないからだ。
5.米国内でISが大規模なテロを行わない限り、米国は地上戦には参加しない。これは、米国に直接の危険が無い状態では、米国へ移染しの危険がある地上戦参加には母親達が反対するからだ。
6.米国は単独では地上部隊を派遣しない。同盟国にも戦闘部隊の派遣を求める。当然日本も「米国の忠実な同盟国」として地上戦参加を求められる。
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