冬の嵐
BSの海外ニュースを見ると米国西海岸から中西部にかけてが強い冬の嵐に見舞われているようだ。米国のニュース放送では吹雪、凍結、大雨による洪水などの警告を出している。
北半球の高層天気図を見ると、北米西部と日本周辺の極東、そして西ヨーロッパ上空に偏西風の大きな蛇行が張り出してきており、その内側には-30℃を下回る寒気が南下してきている。気象協会の世界の天気を見るとコートダジュールやイタリア半島の中部以北は最高気温が10℃以下の寒さに冷え込んでいるようだ。
気象専門家はエルニーニョの影響でこの冬は暖冬と口をそろえているが、偏西風の大きな蛇行が出ている様子を見ると、この冬も大蛇行が続き、寒暖の振れの激しい冬になりそうだ。
それでも平均気温で見れば平年より高くなり、温暖化は進んでいますと言う事になるのだろう。
日本は原発停止を口実に、温暖化ガス放出量の削減を事実上拒否しているが、そろそろ海外の目も厳しくなり始めている。いつまで拒否を続けられるのだろうか。ドイツのように、周辺国から原発の電力や炭酸ガス排出量の多い石炭火力の電力を輸入できる国は、原発を廃止して温暖化ガスの放出も減らしていますと言えるが、日本はそうはいかない。用地造成で森林を破壊する本末転倒の再生可能エネルギーも、原発を補うほどには作れない。
さて、日本が進むことが出来る道はあるのだろうか?
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