トンデモ科学者の疑問;天文学編「宇宙の膨張速度」
NHKBSの「コスミックフロント」を毎回見ているがなかなか面白い。世界中の一流の天文学者達の様々な分野での研究成果が紹介されているからだ。
それを見て「ああそういうことなのか」と思う反面、誰も言及していない疑問点が新たに幾つも湧いてくる。特に気になるのは様々な事象に関する説明にしばしば整合性がないように見えることだ。たとえば宇宙の膨張速度が距離(時期)によって異なり早くなっている話と、主に赤方偏移で決めているはずのごく遠方の天体との距離は整合性がとれているのだろうかと思って居しまう。
ハッブルの法則では赤方変位量が距離に比例することになっているが、これは視差が使える範囲では簡単に検証できるが、それより遠い距離についてはどのように検証されているのかが分からない。また、その様な遠方での膨張速度がどの方向でも距離が同じであれば等しいのかはどのように検証されているのかも分からない。
このような疑問については番組では分からないが、ネットで検索するような簡易な手段ではやはり回答が見つからない。一般向けの番組で出て来るようなことしかネット上にはないからだ。
結局の所、宇宙の膨張速度は同じ時間であれば宇宙の全域で等しいのか、それとも場所によって異なるのかの答えは見つからない。膨張速度が異なる領域が波が伝わるように移動しているとすれば、現在の仮説や理論の幾つかが崩れてしまう可能性があると思うんだが。
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