記録破り
観測史上最強と言われるハリケーンがメキシコを襲っている。これに限らず、今年は記録的な、あるいは観測開始以来最強と言われた熱帯性暴風が幾つもあった。
原因はエルニーニョが過去に例がないほど大規模に拡がって熱帯海域の水温が高いからだと言われている。また、今年の夏の世界の平均気温は過去4,000年で最高だったとも報じられている。否定論者の教鞭にもかかわらず、温暖化は確実に進行しているようだ。
こうした現象の拡大を食い止めようと温暖化ガス削減に関する会議が開かれているが、既得権を守ろうとする先進工業国と、今後の経済発展を阻害しない為に先進工業国より有利な条件を勝ち取ろうとする途上国との間の対立が厳しく、会議の先行きが危ぶまれている。
また、原子力発電廃止を口実に炭酸ガス削減に消極的で、なおかつ炭酸ガス放出量の多い石炭火力発電所を建設し、輸出もしようとしている日本への風当たりが強くなってきている。今後も日本が火力発電所を新設しようとすれば、袋だたきに合うかもしれない。
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