さらに高性能が求められるスーパーコンピューター
おバカな蓮舫女史が「一位じゃ無ければダメなのか」と言ったスーパーコンピュータだが、2015/10/04のサイエンスゼロでは彼女がけなした「京」ですら既に科学者から能力不足の声が上がっていると解説されていた。その放送を見ると、蓮舫女史がいかに何も知らずにお利口さんぶっていたのかがよく分かる。
より高性能のスーパーコンピュータが必要とされるのは、気象学、医学、工学などの各分野で、シミュレーション計算の大規模化と精密化によって取り扱うデータポイント数やポイント毎のパラメーター数が級数的に増加しているからだ。そして計算時間はデータポイント数の何乗かで増加する。このため、現在よりもより高精度のシミュレーションを行いたい科学者からは既に「京」では能力不足との声が出ているのだ。
スーパーコンピューターの開発競争は単なるコンピューター技術の腕比べではない。他国より高性能のスーパーコンピューターを持てば、他国より進んだシミュレーションを行う事が可能になり、科学技術において他国より先を行くことが出来る。だからこそ一位になるような能力を持つスーパーコンピューターが必要なのだ。
一位になること自体にはたいした意味は無い。しかしそれを使用する科学者の必要に応える性能を持てば、必然的にその時点での「世界一」になると言うことだ。
次のスパコンは「垓(ガイ,10の20乗)」になるのか、それとも「杼【正しくはのぎへん+予】(ジョ,10の24乗)」になるのだろうか。
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