JR放火はミテミテ型犯罪
東京周辺のJR施設放火事件の容疑者は、またも目立って注目されたいという「ミテミテ型犯罪」だった。これはわざわざ目立つ服装をしたりネットに自分の犯行を書き込んだりしていることから分かる。
このような犯行に走るものは注目されたくていろいろな行動を行うが、合法的な範囲での活動で自分が望むような注目を集められないと違法行為に走ることが多い。また、その動機や犯罪に至った動機や理屈は常人には理解しがたい。
これは須磨区で小学生を何人も殺して生首をさらしたりした酒鬼薔薇事件の犯人も同じだ。社会から忘れられて無視されていると考えて、それが我慢できずに手記を出版したりウエブサイトを開設したりして注目を集めようしていることから見て、再び「ミテミテ型犯罪」を行う危険性が高いが今の法律では手の打ちようがない。
このような「ミテミテ型」の性格は簡単に意は代わらないので、今回の放火犯も刑期終了後再び「ミテミテ型犯罪」に走る可能性がある。出所後は厳しく監視する必要があるし、身の回りに潜んでいる「ミテミテ型」の人物を早期に見つけて目を離さないようにしておく事も必要だ。ただ、昨今のプライバシー保護法などとの絡みで、「ミテミテ型」のトラブルを起こした人物の情報を入手しにくいのが難点だ。
« 「大」は「おお」か「だい」か | Main | 民は知らしむるべからず »
Comments