災害救援即応部隊の創設を
ネパールの大地震に対し幾つもの国から救援隊が派遣されている。
このような大災害が起きる度に思うのだが、災害救援即応部隊を自衛隊内に創設すべきだ。なぜならば、人類の文明が始まって軍隊なるものが出現して以来、平時における軍隊の最重要任務は災害救援だからだ。その理由は、大災害が起きた際に統治者が迅速かつ大量に投入できるのが支配下にある軍隊だからだ。
軍隊の任務は戦闘であって、泥まみれになって働く災害救援への派遣に反発する軍隊マイアもいる。しかし、平時の軍隊の最重要任務が災害救援であることは厳然たる事実だ。
創設する災害救援即応部隊は、がれきの除去やインフラの復旧に必要な建機と資材およびそれを運搬するための大型ヘリコプターなどを装備しなければならない。また、大型ヘリコプターで空輸できるサイズのコンテナーを利用した、医療ユニットや浄水ユニットなども必要だ。さらにこれらをまとめて救援物資とともに空輸できる超大型輸送機も装備すべきだ。自前の輸送機があれば、最短時間で出動できるからだ。
利用可能な最寄りの空港までは輸送機で運び、そこから現地へはヘリコプターで輸送すれば良い。第一陣の人員輸送は政府専用機を利用すれば良い。
これらの装備をパッケージにした、災害救援即応部隊は国内国外を問わず有用なので、是非とも創設を検討してもらいたいものだ。
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