ISの蛮行はローマ教会のまね
ISがまた古代文明の遺跡を爆破して破壊したと報じられている。かつてタリバンが行った仏教遺跡の破壊のまねをしているとも言えるが、さらに遡るとこれはローマ教会が中南米で行った蛮行のまねとも言える。
大航海時代、中南米を侵略したスペイン人は、キリスト教に入信しない現地の人々を大量に虐殺し、神殿や公共の建築物を破壊することで文明抹殺をおこなった。そしてキリスト教徒達はそれを「神の正義」を広める聖なる行為で、信者の義務を果たしたのだとして誇った。
今でも彼らはそれを誇りにしており、その証拠として、先行文明を破壊してその上に建てた教会を幾つも世界遺産として誇っている。つまり、キリスト教にとって不信心者の文明を抹殺したことは今でも「神の正義を行った誇るべき行為」とされているのだ。
自分たちの神に対する服従を全ての人に強制することは、今でもキリスト教やイスラム教にとって正義であり、これが変わって自らの行為を恥ずべき事と認めることは決して無いだろう。
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