異常気象の原因は再生可能エネルギー利用?
この冬は、極東と北米東部を中心に異常気象が続いている。
その原因は温暖化だという見解が、気象専門家の間では有力だそうだ。しかしそれ以外にも人間の行動が原因となっているかもしれない。
それは再生可能エネルギーの大規模利用だ。
現在発生している異常気象の触接の発生原因は、赤道付近から両極に熱を輸送して地球全体の熱分布を均一化する大循環のパターンが変化していることにある。具体的には偏西風の流路が不安定になり、大きく蛇行する事を繰り返している。このため極地の寒気が中緯度にまで流れ出し、強い寒波や豪雪をもたらしているのだ。
同様に、海流や潮流も熱帯地域の熱を高緯度地域に輸送し、極地と熱帯地の温度差を緩和する働きをしている。
そこで、大規模な風力発電や海流・潮流発電を行い、気流や海流のエネルギーを奪うと、流量や流速が低下することで熱の輸送量が減って、さらに熱帯地域と極地の温度緩和を阻害する可能性がある。
再生可能エネルギーエネルギーの大規模利用が気候や気象に与える影響については、研究を行っている専門家があまりいないようだ。しかしどの程度までの利用が無影響として許容できるかどうかは、十分に吟味しておくべきだろう。
それにしても、山林を大規模に整地してメガソーラーを建設する計画があるなど、本末転倒な再生可能エネルギー利用計画も少なくない。再生利用可能エネルギーの大規模利用にも、温暖化ガスの大規模排出と同様に慎重であるべきだ。
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